#60◇転移という現実◇2021年12月17日
夫と私の闘病記として、神様の御業の証として書いています。
まだ自己紹介をお読みでない方は、↓ からどうぞ。
私は夫のことを「かずちゃん」と呼んでいたので、その呼び名で書きます。
12月17日(金)
原因不明の出血のため、吐血し、緊急で膵頭十二指腸切除術をしたかずちゃん。
緊急だったため、病理の先生が同席できず、
主治医YD先生の経験と感覚を持ってして、
病巣を切り取ってくれました。
その時、肝臓に白いものがあったので、
その周辺を1cm切り取ったと聞いていました。
病理検査の結果、癌細胞でした。
転移していました。
造影CT検査ではガン細胞は見当たりません。
それでも、
転移=ステージ4になるそうです。
「S1タイホウ」という飲み薬タイプの抗がん剤を服用することになりました。
肝臓に白いものを見つけた時点で、
YD先生にはわかっていたでしょうね。
それがガン細胞だと。
だからこそ、切り取ったのだと思います。
私はガン細胞でありませんように、と祈っていました。
祈りは聞き入れられませんでした。
聞き入れられない祈りもあります。
なぜかというと、
その祈りが叶わない人生を与えられているからです。
あの時の私には、それがよくわかっていませんでした。
かずちゃんがどう思ったのか、
私がどう感じたのか、
日記にも、LINEにも残っていませんでした。
あの時の私、
どう思ったんだろう。
「ぜんぜん神様のことが出てこんじゃん!」と思ったあなた。
先は長いですから。
気長に読んでいただければ幸いです。
後半でドドーンと出てきますよ。(後半かいっ、長いな!)
もう、これでもかっていうくらい神様の御業があったので。
お楽しみに~。