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考え方次第

久しぶりに母と買い物に行ったら、今年の5月頃、膵臓がんの疑いがあったという話を唐突にされた。

5月にはほぼ癌だろうと言われたものが、6月には脂肪の塊だろうと言われ、今度細胞の一部を取って精密に調べるらしい。 

そもそも膵臓がんは進行がはやく、痩せていくらしいので、ふくよかな母はおそらく違う。

夫婦仲は決してよくなかった両親だが、その件以来父が毎日家の掃除をし、母の話はほとんどスルーしていた父が話を聴くようになったそうだ。

人間、死を意識してはじめて大切なことに気付くんだなぁ~と思った。

話は変わり、5月といえば父方の祖母が100才で亡くなった頃だ。

嫁姑問題で約50年にわたり揉めるに揉めていたが、わがままで口の悪いばぁちゃんが、最後の最後に母の癌をあの世に持っていってくれたのかもしれない。

目には見えない不思議なことを何度か体験している私にはそう思えてならない。

母もそんな風に思えたら、残りの人生は幸せな毎日を送れるだろう。



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