【私は1000人に向かって問いかけた。 何故アートは世の中に必要だと思いますか?】前編
私は1000人に向かって、問いかけた。
「何故あなたは、アートは世の中に必要だと思いますか?」
アートが世の中に必要な理由は人それぞれだと思う。
だが、様々な方が考えるアートの存在意義を知ることにより、アートに関心を持つ人が増えるのではないか、そう思い1000人に問いかけた。
今回は前編として、一部紹介させていただきます。
ハリントン クリスさん
原点に戻ると、例えばパリでは日常にあるもの。
言葉だけでは表現しきれない感謝や願い、思いなどを表現するためのもの。自分・自分達を表現する手段、その記録をする手段。
言い換えれば、なぜアートが必要かという問いは、なぜ体が必要か、に相当する。
吉澤哉さん
アートとデザインのお話をしたいです。私は職業柄、デザイナーとアーティストに違いはあるのだろうか?向き合ってきました。
デザイナーさんは、交通整理をするひと。
アーティストさんは、「こう思うんだけどさ」と伝えてくれるひと。
デザイナーさんは、無意識にこっちだよね!と言ってくれるし
アーティストさんは、あなたはそう思うか自由だよ!と言ってくれる。
デザイナーさんがつくってくれるものは、見る側が無意識に受け取って、脳内整理できる!
アーティストさんがつくってくれるものは、考えることができる。
僕は、心地良い絵をみせながら、不快と思う音を聞かせたら人間はどうなるのか?
の研究をやろうとおもって、挫折した人間です。うがっていますね。
究極、
デザイナーの領域は受動です。
アーティストの領域は能動です。
デザイナーとアーティストを日本語にして考えています。
デザイナー:交通整理してくれる表現者
アーティスト:感情を与えてくれる表現者かな。
まだ答えは出ていませんが、このククリ自体もあまり意味ないんじゃないかと
最近やっと気づきはじめました^^。
「何故アートは世の中に必要なのか?」は造り手がしたいからだけです。
「それによってなにか化学反応が生まれたらむちゃくちゃ嬉しい」
ではないのでしょうか。(よくもわるくも、民度もあるかも ><)
水越裕太郎さん
Q.「何故アートは世の中に必要だと思いますか?」
A.「美」や「善」といった言語化しづらい価値観が大事な時代になっているから。
自身が芸術センスが無いというコンプレックスからずっと不要だと感じていました。
が、この本を読んで、パラダイムシフトが起きました。
「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」
https://www.amazon.co.jp/dp/B073S1RJX2/
今もまだ、アートそのものを楽しむ、という状態にまではなれていませんが、
・あるロジックを用いて「唯一の正解を見つける」という思考ではやっていけない
・「美」や「善」といった軸でスピードをもった直感的な判断が必要になっていく
という課題意識から、判断軸を鍛えるという観点でなるべく積極的に触れるように心がけています。
嶋谷隆介さん
●アートが必要な理由
この世の中に、様々な気づきを与えたり、
考える事を啓蒙したり、またそれらの解像度を上げるために必要なのかなと。
デザインが、伝わりづらいモノを伝わりやすく、様々な人に均一的で並列的な伝播を促すコミュニケーションツールなら、
アートはその真逆に在るモノなのかなーと。
カワムラシュウイチさん
アートという領域では、不確定なものが不確定まま存在出来きます。これが世の中にアートが必要な理由です。
いかがでしょうか?アートという存在に新しい意義を見つけていただけたでしょうか?
私が世の中にアートが必要だと思う理由は、アートは魂を解放する場だからです。魂というとスピリチュアルな響きになってしまいますね。言い換えると、没我の境地に達しさせてくれるのが藝術です。わかりやすく説明するために、音楽で説明します。あのライブハウスでの一体感が没我の境地です。また、音により脳が刺激され、前向きな気持ちになったり、気分が和らいだり、高揚させてくれたりします。音楽だけではなく、美術でもこのような事は起こります。
アートの世界では、革命的な作品、発明品が評価されます。私達に、新しい発想を提示し、思考の変化をもたらすのがアートです。また作品の作り手にはそれぞれ哲学があります。芸術家は哲学家に近いです。芸術家の哲学から得られる知見にも価値があると思います。
長くなるので、後編へ続きます!
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