正観さんの「しあわせの絵言葉」 毎朝開いて今日一日のマインド設定に
私は乳がん罹患者です。もう7年目。
手術、抗がん剤など辛い日々を送りながら子育て、仕事を両立させてきました。
仕事先も乳がんという事は伝えて、体調が悪い時はお休みを頂けるようなシステムにしてもらいました。
家族にもどんどん家事に協力してもらって、休む時間を確保していきました。
そうやって周りに迷惑を掛けながら生きている事が、たまに苦しくなります。
今までの生活が当たり前に行かない時もあり、心折れる日もあります。
そんな時に出会ったのが、「正観さんのしあわせ絵言葉」という本です。
著 者 小林正観 斎藤サトル
発行者 後藤高志
発行所 株式会社 廣済堂出版
小林正観さんは心理学を研究されている作家さんです。この方の言葉に何度助けられた事か。
「頑張らなくていい」「すべてを受け入れる」「比べない」
ゆる~く生きていく事が心を穏やかにする秘訣を教えてくれた方です。
その正観さんの言葉に、命を吹き込んだのが、この斎藤サトルさん著書の
「しあわせ絵言葉」です。
この本は、ただ眺めるだけでも十分に楽しめるのですが、
私はこんな使い方をしています。
毎朝、目を閉じて適当なページを開く。
そこに書いている事を、今日一日の目標と定め、実践する
これが効果テキメン!
落ち込む事や、思い通りに行かない時、朝誓った目標を思い出す癖をつけます。
そうする事で、今までは不平不満を言ってしまう場面でも、
「今日はこれをするって決めた!」と、相手を非難する事や自分を責める事が少しずつ、少しずつなくなっていきました。
こんな事ないですか?
腹立たしい出来事があって、つい相手の悪い所を言ってしまう。
しかし、後日その方と他愛のない事で笑い合う。
心の中で「あ~、あの時悪口言ってしまってごめんね」って。
相手の悪口を言ってしまう事がなくなれば、もっと心の底から笑い合えると思いませんか?
だって、私はその人の悪口を言わなかったんだから。
うしろめたさがなく、正々堂々と笑顔で接する事が出来るんです。
正観さんは、頑張るなと言います。
「頑張るから求めてしまう。 求めているから腹が立つ」
ゆるく生きて、人生を楽しく自分らしく、笑顔で過ごしていくすべを
教えてくれた1冊でした。