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想いが肝心【3行日記】
「石っていいよね」という世界を覗いた。
河原に落ちている石のことだ。
どこそこの河原にはいい石があるらしい..そんな謎の会話が飛び交った。
貴石とかレア鉱物というものでもなく、
もちろん特別な力を宿しているわけでもない。
それでも、いい石とは?と考えていると「スープの石」という寓話を思い出した。
ちょうど彼女が手に取った丸みのある、手に納まりの良さそうなあの石は、私の想像するスープの石に似ていた気がする。
30分ほどの格闘の末、彼女の手により朱色の紐で特別な十文字に結ばれ【関守石】の役目を与えられると石はもうただの石ではなくなってしまったように見えた。
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