テレワーク時代どう働いていくべきか①

コロナの感染拡大を受け、世の中は「新しい生活様式」の代表的な取り組みとして、テレワークや在宅勤務をどのように受け入れるかが、話題となっているようです。

私もテレワークは経験しましたが、案外違和感なく仕事できるものだなと思っております。一方で世間では「テレワーク=サボり」のイメージを持っている方も多いようで、大手企業のテレワーク体制終了などのニュースもチラホラ見かけますが、私はコロナ終息後も、テレワークは「新しい生活様式」として進化しながら根付いていくと思っております。
そこで、私なりにテレワークメリット・デメリットをまとめ、どのように進化して行くか考えてみたいと思います。

テレワークのメリットですが

①ヒトとヒトの接触機会を減らす事ができる。
②従来通勤時間に取られていた時間を有効に使える。
③子育て中・介護中の方に対して、働き方の多様な方法を提供できる。
④居住地にこだわらず働ける。

細かい事を言うとまだあると思いますが、世の中でいわれているメリットはこんなところでしょうか。
①については、そもそもコロナ感染を抑える目的でテレワークが始まったので、当然といえばそれまでですが、②については、テレワークをしてみて改めて気づかされた方も多かったのでは無いでしょうか。私も自分自身の事を計算してみると、通勤に片道小1時間掛けてますので、往復で2時間程度使ってます。月に20日となると40時間、年480時間を使用していることになります。私の場合、朝の通勤時間は新聞をちょうど読み終わる位ですので、それ程無駄な時間とは思っておりませんが、単純に時給1,000円として換算すると年間48万円の働く時間を通勤に消耗しているとも言えます。スマホでゲームやマンガに興じていると考えるともったいないかも知れませんね。
ワークライフバランスや働き方改革といわれる現代に、その時間分をチャチャっと仕事して、趣味や勉強、そして副業などに充てることができるということは、従業員としても会社としても双方に大きなメリットがあると思います。
③については、前から言われている「能力があるのに個人的な理由で、その能力を発揮できていない方」に働き方を提供できるということは、社会的損失の回避としても大きな意義があると思います。また3月に臨時休校となった時に、共働き世帯が直面した、我が子を家に置いてどのように仕事をするかという悩みを解決する方法としても実感された方も多いのでは無いでしょうか。
④については、コロナ禍では都道府県を越えた移動が自粛となっていたため、積極的にリゾート地へ行って、仕事をするような方はほとんど居なかったでしょうが、近年ワーケーションが話題となってきていたので、今後テレワークが普及すると、田舎暮らしをしながら、もともと働いていた都会での仕事と両立するような働き方も増えるかも知れませんね。
また、先日カルビーがテレワークで業務に支障が無い場合は、単身赴任を解除すると発表してましたが、勤務地と居住地の制約が無くなれば、転勤や異動に伴う単身赴任は、減って行くのだと思います。

概ねテレワークが普及するメリットはこのような感じだと思います。細かいところでは、化粧をしなくても良いや、通勤や仕事中の衣服に気を使う必要が無いなどと、無精をできるメリットや、ランチを残り物などで済ませコストセーブできるメリットなどを挙げている方もおられますが、それは消費を押し下げる側面もあるので痛し痒しかと…

このようにメリットが感じられたテレワークですが、注意するべき点があります。テレワーク関連の論調であまり触れられていませんが、組織や会社に「能力を必要とされている従業員」であることが前提になっているということです。
この点がテレワークのデメリットの一部要因になるのではないかと感じておりますので、続編でその辺りについて考えたいと思います。

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