祝!ウサヒ表彰・予想外の17年に感謝をこめて
11月1日(金)で山形県朝日町は町政施行70周年を迎えました。
この日は記念式典があったのですが、その中で、自治功労賞と感謝状の進呈式があり、弊社まよひが企画で運営する朝日町の非公式PRキャラクター桃色ウサヒも表彰してもらいました。
賞状には17年の永きにわたる情報発信に寄与と書いてあり、大学院時代に桃色ウサヒプロジェクトをスタートさせてから、もうそんなに経つのかとしみじみ思いました。
ちなみに、額装は朝日町の地域おこし協力隊・今野颯くんの木工。
切手は町内のデザイナー青木亮太くんのデザイン。
草木染め金属工芸は暮らしの金物・里山(りせん)の牧野広大くんの作品。
みんな町内で暮らす東北芸術工科大学の後輩というこれ以上ない嬉しラインナップでした。
16年前の感謝状
実はこの賞状。もらうのは今回が2度目。
16年前は、大学院の卒業時にウサヒの活動への感謝状をいただいていました。
デザインやストーリーの作り込み、
制作者の権威やコネクションなど、
一般的に「個性的・強み」と呼ばれるモノに頼らない着ぐるみでも、地域情報の発信は出来るというテーマの研究で始まった桃色ウサヒ。
何よりもその最大の証明は現在もウサヒが此処に存続することです。
相変わらず扱いは雑だけど↓
引き続き、ウサヒの仕事で時代に合わせた価値を生み出し長生きさせながら、もう一回くらい表彰されるように頑張っていこうと思います。
その時は、今回の倍くらい後輩たちの記念品が副賞になる事を目指し、作家やクリエイティブな人たちがまだまだ住み続けられる町になっていたら嬉しいです。
本当の感謝は関係者とファンへ
こうして表彰していただけたものの、その要因は?と聞かれたら、いつもながら言っているのは、ウサヒを活かしてくれる町内外の関係者(通称・ウサヒ使い)の皆さん。
そして、ウサヒファンの皆さんのおかげです。
と答えています。
これは別に謙遜ではなくて、他人が使って楽しく地域がPRできる道具のようなデザインをしたくて、わざわざ無個性にウサヒを作ったという、開発コンセプトが理由です。
多彩に使ってくれるひがいて、初めて価値があるデザイン。
楽しんでくれるファンがいて、初めて効果があるデザイン。
桃色ウサヒをデザインに、僕をデザイナー(制作者)にしてくれているのは、間違いなくウサヒ使いとファンの皆さんです。
この恩に報いるためにも、関係者に飽きられない挑戦を、ファンの予想の斜め上をいく笑いを、これからも手を変え品を変え届けていきます。
いつか僕が死んだあとにでも、昔ばなしのひとつとして残ってくれたら嬉しいです。
むかしむかし朝日町に、1匹の無個性なウサギの着ぐるみがおったとさではじまる物語をこれからも笑顔で紡いでいきます。