2023年10月の読書・鑑賞ログ
2023年10月に読んだ本や観た作品で、印象的だったものを記録します。
氷点(三浦綾子)
罪をテーマにした人間ドラマで、とにかく人間関係がドロドロっ!
しっと、うらみのオンパレードで、こじれにこじれた事態は、もはやミステリー小説にすら感じます。
もともとは1964年に『朝日新聞』で連載された小説で、今読んでも、めちゃくちゃ面白いです。
不老長寿メソッド(鈴木祐)
流行りのファッションに意識を向けると良い、意外なこと。
・若返り効果
・ストレス軽減
男性はとくに、服をなんとな〜く選んでしまいがち。
最新の物を取り入れる必要もないけど、あまりにも時代遅れにならないように気を付けたいものです。
このように、健康や食事だけでなく、ありとあらゆる不老長寿に役立つアイデアが満載の本でした。
50歳から花開く人、50歳で止まる人(有川真由美)
本書では、50歳から1年単位で新たな仕事をはじめてみよう!とあります。
ですが可能であれば、50歳からじゃなくても、今のうちから動き出しておいた方が良さそう。
そう感じました。
「失業しても、それは人生に人生に彩りをそえるドラマになる」という言葉にも、グッと背中を押されます。
「何でもできます」よりも「これができます」
「自分が喜ばれることは何か?」について、考えたいときにおすすめの1冊です。
その悩み、哲学者がすでに答えを出しています(小林昌平)
いろんな「悩みの解決方法」だけでなく、「過去の哲学者の名言」も一緒に知れるのがお得です。
こむずかしい哲学書を読まなくても良いし。
また、有名な哲学者の言葉ではなくても「この哲学者の考え方、自分と似ているな~」と、新たな発見につながる本です。
体はゆく(伊藤 亜紗)
「最新技術を使った運動能力の向上」や「脳がコントロールしている体の動き」の研究結果がたくさん紹介されています。
中でも面白いのが、「体で技術的にできた」と感じることと、「頭でこの動きは技術的にできる」に差があることです。
また、最新テクノロジーを使った「養成ギブス」の現代版や、VR技術を使ったスポーツ訓練の研究例がたくさん紹介されています。
スポーツ競技の練習やリハビリは、今後数年で、すんごい変化を迎えそうな予感を感じました。
頭のいい説明は型で決まる(犬塚壮志)
500人以上の東大合格者を生んだ、元カリスマ講師が教える「最強の説明スキル」とは?
本書を読む前は、東大生に使用していた説明スキルなので、むずかしい手法なのかと思っていました。
ですが、重いとはうらはらに、すごく分かりやすい内容です。
さすが「最強の説明スキル」!
そして、なんだかフレンドリーな文体が、すごくポジティブな気分にさせてくれる1冊でした。
インド式「グルノート」の秘密(佐野直樹)
「喜びから行動できているか」を、とにかく自分に問う。
成長は、最強の癒しにもなる。
毎日の忙しさに、ただひたすら、こなす日々ではいけないなと痛感しました。
立ち止まって、自分のことを考える大切さを実感したいときにおすすめの1冊です。
ダイアローグ(熊平美香)
「上司のみんなが、この本を読んでくれたらなあ」と感じる1冊です。
そうすれば、会議や打ち合わせの時間が、いっきに充実しそう。
そんな組織、チーム力を上げてくれる対話の技術が満載でした。
仕事を効率化するには、ガジェットだけではない。
対話にも、たくさんの工夫する余地が分かります。
ちなみに本書は、Kindleアンリミテッド会員の人は無料で読めますよ。
心。(稲盛 和夫)
最終的に、あれこれ悩まずにシンプルに、ただ前向きに生きる。
今できる限りの努力を重ねて、自分の心を美しく純粋に保っておこう。
そんな気持ちになる内容でした。
とはいえ、読んだ後にだけしか意識できないものです。
忘れた頃に再び読み返したくなる1冊でした。
頭に来てもアホとは戦うな!(田村耕太郎)
かつて、これほどまでに「アホ」という文字がたくさん記載された本を、僕は読んだことがないです(笑)
それくらい「アホ」「アホ」たくさん書いてあります。
ですが、意外にも意外。
言っている内容は、とてもまっとうで、めちゃくちゃ熱い!
「自分も自分が満足する人生を送りたい」そんな前向きな気持ちにさせてくれる、情熱的な本でした。
飲茶の「最強!」のニーチェ(飲茶)
かつて、ニーチェについて、こんなにもわかりやすく教えてくれる本があっただろうか?
「まんがでわかる」系のストーリー展開で、とても面白おかしくニーチェの哲学が学べます。
本書を読んだあとに、自分も人生を芸術としてとらえたくなってきました。
「哲学書ってやたらむずかしくて、ちょっと...」という方におすすめです。
脳を最高に活かせる人の朝時間(茂木健一郎)
朝時間に、ちょっとしたご褒美や美味しい物、好きな音楽で、脳を喜ばす。
そうすると日中の脳のパフォーマンスも上がるだなんて、知りませんでした。
「朝時間を気分よくすごしたい」「朝のルーティンを見直したい」そんな方におすすめの1冊です。
北欧時間(日暮いんこ)
「自分の心を満たしてくれるものは何だろうか?」
本書を読んで、このような問いに向き合うきっかけになりました。
豊かな時間の使い方を、しっかり「自分で決める」
そのためには、自分の心地よいことを深く知り、「今は何のための時間なのか」をハッキリさせる。
そうすると、人生の満足度は爆上がりするに違いないと感じました。
これから、1歩ずつ取り組んでいきます。
自分を豊かにすることに、目的を集中したい方におすすめの1冊です。
私の道は私が決める
自分を心から満たしてくれる、本当に豊かな時間の使い方
今は何のための時間なのか」がいつも明確で、その目的に集中
1分で話せ(伊藤羊一)
「伝え方」についての本で、とくにプレゼンをするときに役立つ内容が満載でした。
僕は話すことが大の苦手。
なので、喋るときには「1番好きな趣味を友人に喋っているとき」を、事前に思い出して、気持ちを楽にするように心がけたいと思います。
会社でプレゼンをしたり、セミナーを行っている方におすすめの1冊です。
で、何が問題なんですか?(小林正観)
小林正観さんの数々の講演での質疑応答をまとめた内容です。
とくに面白いと感じたのが、「人物を作る3箇条」で、その3つがこちら。
・貧乏
・読書
・母親からの感化
最後の「母親からの感化」が、なぜ「父親から」ではないのか?
気になった方は、ぜひ読んでみてください。
ざっくり分かるファイナンス(石野雄一)
こむずかしそうで、敬遠しがちな企業財務のあれこれを、ざっくりまとめて解説してあります。
FPや簿記を学んでいる方にもおすすめな本です。
可愛いままで年収1000万円になる WORK LIFE STYLE BOOK(宮本佳実)
自分がエネルギーを出していないのに、エネルギーをもらおうとしていないか?
まずは得意なことから、自分が動いてみて、まわりにエネルギーを届けるのが大切。
今できることを「まず始めてみよう」と、意欲を書き立てられる本です。
Kindleアンリミテッド会員の方は、無料で読めます。
1秒で心をつかむPOPのつくり方(山口茂デザイン事務所監修)
百貨店やパン屋さん、書店などで、実際に人気のあったポスターがたくさん紹介されています。
「商品の魅力を伝えて、欲しくなる」だけでなく、アートとしても工夫が必要。
「ポスターの世界も深いな~っ、すごーい」と、美術作品を見ているような気分にもなれます。
あした死ぬかもよ?(ひすいこたろう)
あした死ぬかもしれないと思って、後悔しないで生きる方法を、名言とともに紹介されています。
もし今日が人生最後の日だとしたら、今日、予定していたことを自分はやるだろうか?
朝ごはんまでは同じだとしても、まったく違う1日を過ごしそうですよね。
いつか必ず訪れるのは、決まっているのに...
「おまえの大切なものは何か?なぜそれをやらないのか」について、考えさせられる本です。
先延ばしする人は早死にする!(メンタリストDaiGo)
「すぐにやる」方法は、最終的に昔から言われている「5分だけやる」が最強のようです。
いろいろな事例が紹介されている中で、「アメリカで多くの人が禁煙に成功しているサービス」の仕組みが面白かったです。
気になった方は読んでみてください。
20歳の自分に受けさせたい文章講義(古賀史健)
記事を書く方におすすめの本です。
言い回しや、表現方法の解説本ではなく、どんな流れで話を論理展開するのが良いのか。
おもに「文章の正しい構成方法」を学ぶ内容となっています。
数ある文章術の本の中でも、個人的に一番良かったです。
忘れたころに、もう一度読みたい!
運の方程式(鈴木祐)
天才たちの行動力、好奇心の凄さを実感させられるデータが満載です。
同じことを繰り返さないで、とにかくチャレンジする。
「ただひたすら色々なゲームをやっていくつもりで、行動していかなきゃな」と、自分を奮い立たせたいときにおすすめの1冊です。
読書を仕事につなげる技術(山口周)
「ビジネス本は古典をうすくしたようなものだから、最新の本を毎回読む必要はないよ」と、よく耳にします。
でも僕は、「じゃあ、どの古典を読めば良いのだろう?」とずっと疑問に感じていました。
本書では、その答えとなる厳選した古典が紹介されていました。
繰り返し読んで体に染み込ませたい、そんなビジネス書を探している方のガイドにおすすめの1冊です。
ちなみに、Kindleアンリミテッド会員の方は、本書を無料で読めますよ。
ほんとうの心の力(中村天風)
松下幸之助が影響を受けたといわれる、哲人・中村天風の哲学がたっぷり紹介されています。
本書を読むと、「積極的な心を保って、笑顔と感謝」を日々意識していきたくなります。
そして、本書の中でいくつか紹介されている話の中で、とくに面白かったのが、こちらです。
「ある日、すべてをうばう悪魔が村に現れた。
しかし、村人の願いをひとつだけなら、うばわないであげると、悪魔は言う。
一晩考えた村人たちは、どんな願いをしたのでしょうか?」
あなたなら、悪魔にどんなお願いをしますか?
村人の選んだお願いが気になった方は、本書を読んでみてください。
「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略(尾石晴 ワーママはる)
自分の望みをどうしたいのか?
その商品を使うと、どんな人がどう変わるのか?
人生や仕事の、あらゆることを言葉にして明確化する大切さが、身に沁みました。
「これから個人でビジネスをはじめてみたい方」におすすめの1冊です。
(映画)クレイジーリッチ
2018年に公開された、アメリカのロマンスコメディ映画です。
原作小説は『クレイジー・リッチ・アジアンズ』で、著者はケヴィン・クワン。
「ハリウッド映画なのに、主要キャストがアジア系の俳優のみであること」が、当時は話題になったようです。
主人公はある日、恋人が大富豪の息子であることを、知ってしまいます。
「とてつもない家柄の違い」や「まわりからの嫉妬」、「恋人の母親から結婚を妨害する動き」に主人公は、悩まされます。
主人公は「セレブではないけど、負けない」そう自分に言い聞かせて、苦悩と戦っていく物語です。
シンガポールを舞台に「どんだけ金持ちなんや~」と、あきれるほど豪華な暮らしにおどろかされます。
そして、主人公の恋人の母親に立ち向かっていく姿に、とっても勇気が貰える作品です。
いっぽう、主人公カップルの友人は、逆のパターン。
大富豪の令嬢と、彼氏が一般人です。
こちらの友人カップルは「とてつもない家柄の違い」に怖気づいてしまいます。
この2つのカップルの心情が対照的。
僕も、もし同じ状況だったとしたら...
大富豪の令嬢と結婚だなんて、「ビビって逃げ出してしまうだろうな~」と感じました。
(映画)バイオハザードII アポカリプス
2004年に制作された、海外のホラーアクション映画です。
前作である2002年『バイオハザード』の続編となっており、原作ゲームの『バイオハザード3 LAST ESCAPE』の世界観が多く登場します。
『バイオハザード』といえば、ゾンビ映画のイメージがあります。
ですがこちらの『バイオハザードII アポカリプス』は、『ターミネーター』や『エイリアンVSプレデター』のような、超生物たちの戦いを見ているようです。
個人的に、ジル役の俳優さんが美しすぎて、ついつい見入ってしまいました。
ゾンビの怖さは少なく、どちらかというと派手なアクションの、カッコよい映画が好きな方におすすめです。
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございます。
「同じ作品を見たよ」などあれば、ぜひ感想を教えて下さい。