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ネギだれが好物である。 もう何千本ものネギを刻んできた。 包丁で木っ端微塵にしてきた。 でも、これだ…!と思う完成形に いまだたどり着いたことはない。 わたしの完成形の味は とある中華料理店で食べたネギだれなのだけど どうやってもあの味にならない。 食べた瞬間、後頭部から脊髄を通って足の先までしびれたあの感覚 もう恋よりも鋭い衝撃 いっそネギに抱かれたい このままこのネギだれだけ食べていたい 総じて忘れられない。 失礼を承知で店主に作り方をお伺いし できる範囲で再