イメージに囚われている、わたし。

恋愛を、生活の中心にしてしまうのは危険だ。

もともと恋愛体質で、相手を中心にしてしまうところがある。久しぶりにぶり返してしまった。これは私が一番気をつけなければならないことで、前回に懲りて十分反省したはずだったのに。

自立。

それはかなり難しいことに思えた。たくさん失敗して、傷ついて、でも結婚生活自体は幸せに過ごしていたのだから、それに執着してしまったのはしょうがないのかもしれない。

朝。

一人の朝を続けていれば、戻れるかもしれない、と唐突に思う。なんだか久しぶりの一人での朝ごはんはとても新鮮で、昔のわたしを取り戻したようだった。

一人で街を歩いて、一人で寝て、一人で朝、朝ごはんを食べる。知らない人たちがたくさんいるところで。

ここはまったく家とは違って、他人がいる。それが逆に、自分が何者でもないような、例えば主婦とか27歳とか無職だとか、そういうことは全部なくなったような気にさせた。

それが、自由で開放的で、心をちょっとほぐしてくれたような気がするのだ。

次はどこに行こうかな。何をしようかな。

そう思う余裕がでてくる。
それは、夕飯をつくらなければならない主婦ではなくて。これからママになるかもしれない私じゃなくて。ただの わたし だった。

こんにちは、お久しぶりですね。
周りのこと、なにも考えないで。あなたは何がしたいの？

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