お給料と物価の関係、令和6年1月は?~厚生労働省毎月勤労統計最新速報note713日目
デフレマインドよ、さようなら。
そんな記事を、以前、木下斉さんのVoicyに触発されて書きました。
ここでは、世間一般のお給料と物価の関係がわかるものとして、厚生労働省の「毎月勤労統計」をご紹介しています。
その、令和6年1月の速報が公表されました。
どうなっているか、早速見てみましょう。
厚生労働省としては、現金支給額が上がっています、労働時間は減っています、というところがアピールポイントのようです。
確かに、お給料の額面そのものは上がっているようです。
ですが、「実質賃金」、つまり、もらったお金で何が買えるかという尺度で見ると、相変わらずマイナスなのが実情です。
グラフで見ると一目瞭然。
物価が上がっているぶん、お給料もあがっています。
ですがそれは同じ幅で上がっているというだけで、物価の値上がりには追いついていません。
このグラフの左端を見れば、令和2年あたりは、まだ物価の値上がりにお給料はついていけていた(グラフが重なっている)というのに、いまではだいぶ引き離されています。
毎月勤労統計という厚生労働省の資料には、他にも生データがたくさんあります。
大切なのは、誰かのフィルターをくぐった2次情報より、リアルな数字の1次情報、そしてそこからの、おひとりおひとりのケースに応じた思考と判断です。
デフレ脱却の志ある皆様は、ぜひ、リアルな1次情報から、ご自身の立ち位置を確認してみてください。