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性特有の不調は男性も。男女とも不調のときは仕事のパフォーマンス低下3割〜サントリー調べ

サントリー食品インターナショナルが、18~34歳の若年層男女それぞれ400人強を対象に、「若者の心と体の健康に関する実態調査」を実施したところ、男女とも不調による仕事のパフォーマンス低下が3割あることがわかりました。

https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1506.html

女性の月経を中心にした不調による経済損失については、経済産業省が「女性特有の健康課題による経済損失の試算と 健康経営の必要性について」(2024年)を公表したり、先立つ2021年には女性の悩みを解決する技術であるフェムテックが新語・流行語大賞にノミネートされたりしてかなり知られてきています。

ですがフェムテックの男性版であるメンテックは、男性不妊、ED(勃起障害)、薄毛などの分野があるそうですが、2022年ごろからようやく知られ始めたとのこと。

今回のサントリーの調査では、男性の性特有の悩みも、女性のそれと同じく仕事に影響がでていることがわかりました。

まずは今抱えている悩みとしては、男女とも、仕事・勉強がもっとも多く、次が、健康・体調となっています。

若年層で健康の悩みが上位にくるのは、私はちょっと意外でした。
皆様はどうでしょうか?

サントリーはさらに、職場の人間関係に影響を与えている不調があるかを尋ねています。

6割を超える人が「ある」と答えています。
つまり、もし人間関係の悩みがあるとしたら、それに健康・体調が影響していると考える人が多いということです。

では、どんな不調があるのかというと、女性は不眠を筆頭に月経関連の項目があり、男性のほうは、AGA(男性型脱毛症)、ED(勃起障害)をあげる人が多くいるようです。

割合としては、女性の悩みと同程度悩んでいる人がいることになります。

また、それらの不調は人間関係だけではなくて、仕事のパフォーマンスを3割程度下げていると思っている人が多いという結果も出ています。

また、それらの不調について、対処法を考えているかという問いには、男性はかなり動いているようですが、女性は男性ほど多くないという結果となっています。

その一方で、相談しにくいと思っている悩みも、男女ごとにそれぞれあることがわかります。

これらの資料からわかることは、注目されている女性の健康対策だけではなく、男性の対策も必要であること、そして、会社で個人的に秘密裏に相談できるような仕組みがあれば、積極的に利用する男性もいそうなことやあまり自分からは動かない層にもアプローチできること、結果、仕事のパフォーマンス低下対策につながりそうなことです。

サントリーがこの調査を行なった背景には、「人に言いづらい若者の悩みをサポートする」がコンセプトの飲食品を提案する「menphysプロジェクト」があるようです。

このプロジェクトが広がるようであれば、若年層がこういった対策を強く必要としているということ。

会社としても、対策のヒントになりそうです。

https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1508.html





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