【本】水野学『センスは知識からはじまる』
Audibleで読了(聴了)しました。
「センス」とは、その製品らしさ=シズルをつかみ、それが最大限表現されるかたちを、積み上げた知識であらゆる角度から検証を繰り返し、作り上げる力。
だから、そのセンスは、生まれつきのものではなく、知識として習得できる。
読むと、「確かにできるかも!」と思える本です。
まずは、1日1回10分、本屋に行くことからスタートしようと思います。
この本から学んだこと
・企画はアイデアではない、精度。やるべきことをやり、かけるべき時間をかけることから。
・普通こそ、センスの良い悪いをはかることのできる唯一のもの、まず普通を知り、普通という定規ではかる。
・歴史は、技術→センス→技術→センスを繰り返している。鉄砲という技術が制した戦国時代の次の安土桃山時代は千利休、いまの時代は新しいセンス=「利休」を求めている。
・今の時代は市場調査、マーケティング依存。
だから、自分はなにがいいか考えない、他力本願。
責任の所在があいまいで、向上心が培われない。
・王道のもの=定番=その製品らしいシズルがある=最適化されている。
例はクリアアサヒ缶。
・センスを磨くには、王道をみつけだし、流行りを観察し、共通項・一定のルールをみつけ、自分の知識にすることから。
・デザインのポイントは、①色(同系色か補色)、②文字(フォント、ヨーロッパ風ならヨーロッパの書体)、③写真・絵、④形状。
・あらゆるジャンル雑誌を大量に見るのは効果的。
・自分の「当たり前」を知り、当たり前ではない、いつも手に取らない雑誌、テレビ番組、話さない人との接点を持つことも効果的。
・服選びは自分を客観視し最適化する身近な方法、客観的情報、自分の体型や似合う服などをふまえ検討する。
・1日1回本屋にいき、気になるコーナーから5分で全体をまわり、気になった本を手に取りつつ、見たくもない、と思った本も手に取る。
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