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週休3日、プレゼンティーズム軽減で生産性があがる?

漢方薬で知られるクラシエが、プレゼンティーズムについての調査結果を公表しました。

この結果を見ると、週休を3日に増やして、売上と給料を維持することが、現実的に思えます。

調査期間は2023年11月1日から11月7日、インターネットで、全国の20~64歳の女性10,000人(年代別の人口構成比に合わせて回収)や、体調不良を抱えながら働く上で仕事に影響が出ている女性1,534人を対象としたものです。

プレゼンティーズムとは、健康経営に取り組むときにキーとなる問題のひとつ。

プレゼンティーズムとは、「present」=「存在している、出勤している」に由来する用語で、出社しているけれども、本来の能力より生産性が下がっている状態のこと。

日本では「疾病出勤」または「疾病就業」と訳されています。

「疾病」と名はつくものの、プレゼンティーズムのメインは明確な病気ではなく、「なんとなくな調子の悪さ」。

月経や更年期障害なども含まれます。

調査で、
「体調不良を抱えながら仕事をしなければならない状況(=プレゼンティーズム)があるか?」と尋ねたところ、41%が「月に1回」以上の頻度であると回答したそうです。

また、プレゼンティーズムに該当する人のうち、「仕事に影響が出ている」と答えた人は、64%と過半数以上という結果になっています。

また、「とても影響が出ている」人は7%と、女性ばかり50人の部署があるとすれば、4人弱に相当します。

これはなかなかな数字ではないでしょうか。

調査では、具体的な困りごととして、「集中力が続かない」「業務効率が低下する」などがあり、それも、20歳代、30歳代のスコアが高いという結果になっています。

プレゼンティーズムの頻度は月1日以上が40%ですが、そのうち、週1回以上の割合が20%となっています。

女性の方なら心あたりがあるのではないでしょうか。

とすると、週休が2日から3日になれば、プレゼンティーズムな状況でやむなく仕事をしている日をお休みにすることができたり、休息にあてることで、他の日の体調を整えることができて、生産性が上がるのではないか、と考えられます。

労働者目線からではない、経営目線からの、戦略としての週休3日。

実際週休3日の企業は増えてきているので、週休3日と生産性、売上の関連性に注目していきたいです。

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