「ありのままの自分を出してはいけない」という信念を変えた瞬間
10月にメンターであるアラン・コーエンさんがハワイから来日され、さまざまな充実したプログラムが開催された。アランさんの講義は、椅子に座って、ノートを開いて、書き取って…という、いわゆる「セミナー」形式ではない。会場にはアランさんを囲むように椅子だけが用意されていて、参加者同士でワークをしたり、アランさんが短い公開コーチングをしてくれたりと、相互に交流する時間がとても多い。
私はスタッフとして参加していたが、一部のペアワークに参加させてもらう機会があった。
その時のワークはこんな内容だった。
アランさんが生み出す優しい空気感に包まれていたからか、ワークが始まった時から、私はハートがオープンになってボロボロ泣いていた。
「自己表現が恐い」
「ありのままの自分を出してはいけない。間違ってはいけない」
私の口からはそんな言葉が出てきた。ペアの方が、「その信念はどこで教わったのですか?」と聞いてくれた。私は続けて言った。
「小さい時に、お母さんが悲しそうにしていると、私も悲しくなった。お母さんを喜ばせるためにはどうしたらいいか?と考えるようになった。そうしているうちに、自分のありのままを表現できなくなった。自分の感情にフタをして生きていると、自分が本当はどうしたいのかすら分からなくなっていった」
不思議なもので、言葉にした途端に、気持ちは楽になった。
アランさんはよく言います。
多くの人が、恐れ、不安、自己批判の声を頭の中に持っています。
しかし、これらの声は、私たちが生まれながらに持っていたものではありません。
私たちが幼少期に、大人や社会から教わったものなのです。
それらの声は、当日の自分が生き延びるためには必要不可欠だったのでしょう。例えば、小さい子供は、母親に見捨てられたら生き延びることができません。母親に嫌われることは生命の危機すらも感じる、恐怖なのです。
小さい私たちは、自分の生存戦略のために、恐れの声を採用してしまうこともあるでしょう。
でも、大人になった今、その声をずっと持ち続ける必要はあるでしょうか?不要になった古い信念を手放すこと・アンインストールすることは、私たちが幸せな人生を生きる上でとても大切なことです。
あなたが手放したい、古い信念は何ですか?
不要なものは手放して、軽やかに、満ち足りた気持ちで、人生を創造していこう♡