生まれ変わった千年杉。
ゆすはら町のおちめん地区には千年杉があります。
※これは樹木医のHARD WOODさんが来てくれていた時の写真。CoMORIのメンバーと木の診断をしてくれています。
時と共に内側は朽ちており、
枝が太くなりすぎて、その重さを支え切れなくなっておりました。
そして、昨年台風で倒れてしまって切った部分。
こんなのどうする??どうしようもないぞ。
なーんてお話だったそうなのですが、
テーブルを作ろう!!!という話が持ち上がり、
私も作業をお手伝いさせていただくことになったのです。
今回は写真と共にその作業の様子をまとめていきます✳︎
表面、裏面がバラバラで分かりにくいかもしれませんが、
とりあえずは
樹皮を剥ぐ→磨く→塗装するの流れです。
樹皮を剥ぐ
まずは樹皮を剥がすところから。
水圧を使うかっこいい機械。
これを使って、樹皮を剥がしていきます。
表面は大きな穴があり、腐っていた部分も吹き飛ばしてしまいました。
これは容赦なく汚れるので、絶対に上下防水の服を着た方が良いです。
サンダーで磨く作業(表面と裏面)
樹皮を剥がしてから、少し時間をおいて、
ある程度乾燥させてから、サンダーで表面を磨きます。
ささくれているところ、ざらざらしているところ、
全体を滑らかにします。
(この作業は写真なし。でも確かにやったはずです!)
だんだん暖かくなって、ジメジメした梅雨を越えて、今度は裏面を磨く作業。
この間に、この作業を一緒に進めてくれている博史さんが脚をつけて、背を高くしてくれていました。
樹皮を剥がしただけの部分。
梅雨のおかげで少しカビが生えていました。
擦ってとれるところはとっていきます。
また、枝が生えかかっていたり、トゲトゲしたりしている部分があり、
触ると痛いので、サンダーとヤスリで削りました。
(めっちゃ失敗しているように見えますが、塗料が塗られた今はきれいになってます。なんだか可愛いので、私のお気に入りポイント)
あと、つけてくれた脚との接着部分が腐っておりました。
黒っぽく朽ちている。
こーんな感じで、山師博史さんがギリギリまで削ってくれました。
(短いチェーンソー充電切れ)
ブレてるけど、こんな感じです。
塗装を塗ります(裏面)
ここで塗料の登場!
今回使ったのはオスモカラーエクストラクリアーです。
ウレタンを塗るという意見もありましたが、
私のような素人には難しいとのこと。
塗り立ての写真なのでツヤがありますが、
乾くと消えます。
今度は大事な表面の磨き作業
裏面がしっかり乾くまで待ったら、いよいよ表面の作業。
久々に見た表面。
見事にカビが生えておりました。涙......
しかしカビは意外に浅く、サンダーで少しずつ削ると、とっても綺麗✳︎
美しい木目が見えてきたんですよ✳︎
サンダーの跡がつかないように気をつけながらの作業。
きれいにきれいに〜
と思いながらやっておりましたが、
大切なことを忘れておりました。
これはあくまでもテーブル。
きれいにするだけではなくて、平らでなければいけませんよね✳︎
全く水平でなかったようで、
博史さんがかなり修正してくれたようですよ✳︎
ありがとうございます。
あと角がないように、とっても綺麗にふちを削っているのですが、
大きなサンダーを持ち上げるのが至難の業だったので、
博史さんと岡崎さんがやってくれました。
2人ともありがとうございました。
いよいよ表面の塗装
いや〜
やっぱり、木の切り口にオイルとか塗料が染み込む時は
「わあ〜✳︎」
っとしますね。
もう美しくてびっくりです。
オスモカラーは二度塗りしなくて良いようですが、今回は二度塗りしました。
気がついた方もいるかもしれませんが、
表面部分に亀裂があり、修復してくれています。
こんな感じで完成✳︎
こんなになりました。
朽ちていた内側部分を吹き飛ばした部分は、外側の穴の部分から、内側にまた新しいいのちが広がっているんです。
あと、サンダーで削った細い枝部分のお気に入りポイントは
こんな感じになっています。
可愛くないですか♪?
これにアクリル板が乗せられて、大完成!になります。
また、納品されて皆さまの前にお披露目されるようになれば報告します〜
こんな経験ができると思っていなかったので、本当に有難いです。
大完成をお楽しみに〜✳︎
✳︎☺︎
ありがとうございます。 これからも山暮らしのあれこれ書いていきます✳︎