![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57777923/rectangle_large_type_2_afcbf58463c1cec4727e83d240d28aa7.jpeg?width=1200)
生まれ変わった千年杉。
ゆすはら町のおちめん地区には千年杉があります。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57774519/picture_pc_9cf85bddbd78e60c096ccf0791210833.jpeg?width=1200)
※これは樹木医のHARD WOODさんが来てくれていた時の写真。CoMORIのメンバーと木の診断をしてくれています。
推定樹齢820年、樹高35m、周囲11m(地上2mで8.4m)、下方枝張片方16mの巨木で、後方に沖田家の先祖の墓地があって、この墓碑が千年杉に巻き込まれていたが、今は移転されている。
時と共に内側は朽ちており、
枝が太くなりすぎて、その重さを支え切れなくなっておりました。
そして、昨年台風で倒れてしまって切った部分。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57774568/picture_pc_2cfa2dc58d5955412edddb20d7ece3f0.jpeg?width=1200)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57774588/picture_pc_cea52c62289ff0c2e01ead296f80459a.jpeg?width=1200)
こんなのどうする??どうしようもないぞ。
なーんてお話だったそうなのですが、
テーブルを作ろう!!!という話が持ち上がり、
私も作業をお手伝いさせていただくことになったのです。
今回は写真と共にその作業の様子をまとめていきます✳︎
表面、裏面がバラバラで分かりにくいかもしれませんが、
とりあえずは
樹皮を剥ぐ→磨く→塗装するの流れです。
樹皮を剥ぐ
まずは樹皮を剥がすところから。
水圧を使うかっこいい機械。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57774678/picture_pc_5523fd1b3fce3a94cb95cb94de357360.jpeg?width=1200)
これを使って、樹皮を剥がしていきます。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57775054/picture_pc_27f8d6394050b1b75e8c1737a6378abd.jpeg?width=1200)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57774751/picture_pc_240886d1362a6f2f3e0fa76f450ce380.jpeg?width=1200)
表面は大きな穴があり、腐っていた部分も吹き飛ばしてしまいました。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57775066/picture_pc_40e36e73d449ff2591eed5a9769e255b.jpeg?width=1200)
これは容赦なく汚れるので、絶対に上下防水の服を着た方が良いです。
サンダーで磨く作業(表面と裏面)
樹皮を剥がしてから、少し時間をおいて、
ある程度乾燥させてから、サンダーで表面を磨きます。
ささくれているところ、ざらざらしているところ、
全体を滑らかにします。
(この作業は写真なし。でも確かにやったはずです!)
だんだん暖かくなって、ジメジメした梅雨を越えて、今度は裏面を磨く作業。
この間に、この作業を一緒に進めてくれている博史さんが脚をつけて、背を高くしてくれていました。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57775219/picture_pc_7777d3b0f40af34631cc8464768c898d.jpeg?width=1200)
樹皮を剥がしただけの部分。
梅雨のおかげで少しカビが生えていました。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57775143/picture_pc_f32dc29a9cad08c18c262f05b1d61a5c.jpeg?width=1200)
擦ってとれるところはとっていきます。
また、枝が生えかかっていたり、トゲトゲしたりしている部分があり、
触ると痛いので、サンダーとヤスリで削りました。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57775572/picture_pc_f9982596b3815a12b6e696ba715a4389.jpeg?width=1200)
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57775623/picture_pc_bab05418ae0f31cacbd11d896405729a.jpeg?width=1200)
(めっちゃ失敗しているように見えますが、塗料が塗られた今はきれいになってます。なんだか可愛いので、私のお気に入りポイント)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57775904/picture_pc_aa8872933dd8125d23d69c66e35ec00b.jpeg?width=1200)
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57775928/picture_pc_8b1b8878e6496f42d8743e3958760fc1.jpeg?width=1200)
あと、つけてくれた脚との接着部分が腐っておりました。
黒っぽく朽ちている。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776019/picture_pc_4584f41f5eecd94b64796ea396f500e6.jpeg?width=1200)
こーんな感じで、山師博史さんがギリギリまで削ってくれました。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776175/picture_pc_bad814c7408caf9ccbde60e0fba01e01.jpeg?width=1200)
(短いチェーンソー充電切れ)
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776248/picture_pc_73b8eed32cb4f6ae15d6e22971a1596b.jpeg?width=1200)
ブレてるけど、こんな感じです。
塗装を塗ります(裏面)
ここで塗料の登場!
今回使ったのはオスモカラーエクストラクリアーです。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776305/picture_pc_909e9f1d052c24d59c841ee403a5e0ab.jpeg?width=1200)
ウレタンを塗るという意見もありましたが、
私のような素人には難しいとのこと。
オスモカラーは、ツヤツヤした感じが欲しい方には物足りないかもしれませんが、木が呼吸できる状態を保ってくれながら、保護してくれるので、木のナチュラル感を活かしたい方にはとってもおすすめ!
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776338/picture_pc_513c768515c9b6518e39bc6ebc8aaf37.jpeg?width=1200)
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776373/picture_pc_8d3f90970733367fb7275ac568399444.jpeg?width=1200)
塗り立ての写真なのでツヤがありますが、
乾くと消えます。
今度は大事な表面の磨き作業
裏面がしっかり乾くまで待ったら、いよいよ表面の作業。
久々に見た表面。
見事にカビが生えておりました。涙......
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776535/picture_pc_285c8c7a0dcfd361e0c24fe8c37e7a48.jpeg?width=1200)
しかしカビは意外に浅く、サンダーで少しずつ削ると、とっても綺麗✳︎
美しい木目が見えてきたんですよ✳︎
![画像21](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776581/picture_pc_a21edee5d621f8106f2eba3d84e79311.jpeg?width=1200)
サンダーの跡がつかないように気をつけながらの作業。
きれいにきれいに〜
と思いながらやっておりましたが、
大切なことを忘れておりました。
これはあくまでもテーブル。
きれいにするだけではなくて、平らでなければいけませんよね✳︎
全く水平でなかったようで、
博史さんがかなり修正してくれたようですよ✳︎
ありがとうございます。
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776632/picture_pc_8b0f165a3e86555029729204fae0f5de.jpeg?width=1200)
あと角がないように、とっても綺麗にふちを削っているのですが、
![画像23](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776709/picture_pc_b3bf6f036b3aeb021fc6d7c988a3b801.jpeg?width=1200)
大きなサンダーを持ち上げるのが至難の業だったので、
博史さんと岡崎さんがやってくれました。
2人ともありがとうございました。
いよいよ表面の塗装
いや〜
やっぱり、木の切り口にオイルとか塗料が染み込む時は
「わあ〜✳︎」
っとしますね。
もう美しくてびっくりです。
![画像24](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776831/picture_pc_c2a9ae034507b7656e6305741610e486.jpeg?width=1200)
![画像25](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776844/picture_pc_7e494f53b7f931d37712ce74d402ec3b.jpeg?width=1200)
![画像26](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776900/picture_pc_7bf0ba67029d57a4f559eb4da0404299.jpeg?width=1200)
![画像27](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57776913/picture_pc_0262f1e5aaa67e9806078d6ae1ec5d0a.jpeg?width=1200)
オスモカラーは二度塗りしなくて良いようですが、今回は二度塗りしました。
気がついた方もいるかもしれませんが、
表面部分に亀裂があり、修復してくれています。
![画像34](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57777869/picture_pc_8e5bfc3dcf6459f65f23e14bb751ac89.jpeg?width=1200)
こんな感じで完成✳︎
こんなになりました。
![画像28](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57777306/picture_pc_4c73ac934a5642b37ad17cf073db71e8.jpeg?width=1200)
![画像29](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57777321/picture_pc_557fa7820e63bbbb650fabf7d96cab8c.jpeg?width=1200)
![画像32](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57777389/picture_pc_a1bfb7706d3e0a767797c310fc0e2cd4.jpeg?width=1200)
![画像31](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57777344/picture_pc_0377869dae8220c601ee9102641d5282.jpeg?width=1200)
![画像32](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57777407/picture_pc_3a7f8130b0d27770f68e1dbbfd964318.jpeg?width=1200)
朽ちていた内側部分を吹き飛ばした部分は、外側の穴の部分から、内側にまた新しいいのちが広がっているんです。
あと、サンダーで削った細い枝部分のお気に入りポイントは
![画像33](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57777427/picture_pc_735e91e14764b62b7dfa953237500e3a.jpeg?width=1200)
こんな感じになっています。
可愛くないですか♪?
これにアクリル板が乗せられて、大完成!になります。
また、納品されて皆さまの前にお披露目されるようになれば報告します〜
こんな経験ができると思っていなかったので、本当に有難いです。
大完成をお楽しみに〜✳︎
✳︎☺︎
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