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マナー2.0 (続編)

前回、マナー2.0と題して、これから必要とされるマナーについて記載させていただきました。

今回はそこから思いついたことを記載させていただきます。

SNS等を通してつながった、「物理的障害」や「認知バイアス」のない関係を「壁のない世界」とします。

その壁のない世界で、お互いの「心の壁」を溶かすのに必要なのが、「マナー2.0」

マナー2.0が発展していくとどうなるのか?というところです。

通常、多くの人は知らない相手(信頼のない相手)に自分の心のうちを話しませんし、その素性や考えていること、やりたいこと、アイディアだって絶対に話さないと思います。

しかし、マナー2.0が発展した世界においては、その人の内に秘めた情報が積極的に交換され、人の進化スピードは格段に上がるのではないかと思うのです。

一個人では「しらなかった」ことが、世界中の人の知識、経験、視点を借りることができるので、もはやできないことなんて存在しなくなってしまうほどではないかと思うのです。

人工知能が無限に拡散し、シンギュラリティを迎えます。

それは、人間らしい心的な壁が無いからなしえる、人工知能だけのことかと思っていましたが、人間の方がその発散スピードは速い気もしていて、さらに面白いのは、人間の方が思考に「偏った重み(癖)」があり、出会いに「興奮」したり、セレンディピティによる説明できない奇跡が起こりえるからです。

ちょっと飛躍しすぎたので、今の世の中に戻すと。 ジョブ型が提唱され、実装し始めている「働く場」において、この心的な壁を取り払うことが出来れば、どれだけ人の進化スピードは加速するのか注目したいと思っています。

KDDIの新人事制度がジョブ型雇用における新しい在り方として注目されていると思います。

その中には「コーチング」という手法がとられていて、フィードフォワードによる個人を知る行為が行われるようです。

多くの優秀な人材を雇用する企業にとって、その一人一人が活き活きと働き、そのポテンシャルを最大限に活用する、さらにはコラボレーションし、イノベーションを起こす。

マナー2.0は、SNSの中の世界だけではなく、すでに一部の企業でも意識されているものかもしれません。

マナー2.0は、すでに現実社会で実装すべきトレンドなんだと思います。

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