ヘルプマークについて


赤色のヘルプマークをつけている方を電車の中などで見かけることがあるかと思いますが、どのようなマークなのかご存知でしょうか。私は、病気が再発するまではその意味をぼんやりとしか分かっていませんでした。

再発後の私は症状が重く、歩くだけでも一苦労でした。そして、誰かの話し声などほんの少しの刺激で体調が悪化してしまうほど敏感になっていたこともあり、外に一歩でるだけで緊張してしまうくらい外出は怖いものでした。

また、鬱病には「易疲労」という疲れやすくなる症状があります。それは普段の生活の疲れとは違うように私は感じていて、少し動くだけで身体が重くなり起き上がっているのもやっとという状態になってしまいます。

ただ、2週間に1回のペースで通院をしていたので、ひとりでの電車移動が必須でした。上に書いた症状に加えて、座席に座れたとしても周辺に人がいると不安感や嫌悪感に襲われてしまうので、がらがらの時間帯を選んで電車に乗っていました。そして数時間のお出かけができるようになった時期でも、負担をかけないように動くことで体力の温存を常に心がけていました。

そのなかで少しでもこの生活を救ってくれるものはないかと調べていたところ「ヘルプマーク」にたどりつきました。

ヘルプマーク / 東京都福祉保健局
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html

▼対象者
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方
▼ヘルプマークを身に着けた方を見かけたら
電車・バスの中で、席をお譲りください。外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。 また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目で見られ、ストレスを受けることがあります。


私は都営地下鉄ユーザーなのですが、都営地下鉄の駅で申請ひとつでヘルプマークがもらえると知ったときは驚きました。でも、マークを身につけることへの抵抗感が拭えず申請することができませんでした。電車のなかでひとりで耐えていたあの頃の私に「大丈夫、甘えていいよ。」と言ってあげたいです。

そして、電車に乗って外出したい人、外出しなければいけない人が、少しでも楽に生きていけるためにヘルプマークをよりたくさんの方に知ってもらいたいなと思っています。

ここからはただのわがままなのですが、妊婦さんマークみたいに優しいデザインのも採用してほしい!男女兼用で使えるようなやつ!!(真っ赤な色は目立つため効果的なのは承知しています…)

ヘルプマークについて少しでも気になった方は、上記で紹介したURLから読んでみてください。

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