殺陣で”所作”を学ぶ【巻之四 一つ一つの行動の意味を考え、意識すること】
こんばんは!COLOURFUL WORKER(とはなんぞや?は追々…)の滝澤摩耶(たきざわまや)です(*‘▽‘)
緊急事態宣言、再び。。ですね(;'へ')=3 ハァ
こればっかりは仕方ない。と思いつつ、実はあまり規制がかかって困るような部分には私のライフスタイルは絡みがないので(基本自炊、お酒飲めない、わいわいする友達そんなにいない。笑)至っていつも通りの生活を送ってます。(我慢してる皆さん、ゴメンナサイ!)
さて…今日は、殺陣を学ぶ中で知った武士道のこと、所作について感じたことなどなど書いてみようかなとキーボードを叩きます。※現在進行形で習得中(; ・`д・´)ヽ
BUSHIDO武士道 知ってますか written by 新渡戸稲造
さっそくですが皆さん、新渡戸稲造と聞くと何を思い浮かべますか?
多くの人が「お札」を頭の中で数えるのではないでしょうか。(ただし昭和~平成半ばまでの人ね。笑)
そう、新渡戸稲造。教育者として様々な功績を残したことでお札の上に載ったようですが、私、今までは「五千円の人」くらいの印象でした。
彼がとある本を書いていることを知ったのは、私が殺陣を始めてからそのジャンルについて知識を深めたいと考えて関連書籍を調べたときのこと。
「武士道」、、そのまんまのタイトル('Д')・・・
これは勉強になるかも…?と、よく見たら著者が新渡戸稲造。え?あのお札の人だ...よくよくその中身をみてたら…ん?英語??あれ???(;゚Д゚)
日本語じゃなくて英語!!?
武士道、原書BUSHIDO-The Soul of Japan- なんと、日本人の新渡戸稲造が、日本の武士の概念を海外に発信すべく英語で書いた本なんです。
まだ私も知識習得の途上ですが、ざっくりこの本が生まれたきっかけを説明しますと、彼は海外の学者さんに「日本には宗教教育がないのに、どうやってその道徳心を養っているのか?」と聞かれたことをきっかけに、それを伝えるために海外の人に向け英語で武士道について説く、ということを成し遂げたわけです。え、そこでなぜ武士道説くの?と思う人がいるかもしれません。
ですが武士道を読み解いていくと、私たちが深く考えずにとる日々の行動や文化、考え方、成り立ち…様々な場面で、武士道が息づいていることが感じられます。
侍道を志すのであれば必須の武士道についてお書きになられた、ということ。このnoteを始めようとしたきっかけ・wayslinksにおける私の目標として掲げている”海外に向けて日本を発信をしたい”という思い。
まさかそれを、もっと昔に同じことを考えていた人がいたなんて!!
・・・と、一気に盛り上がって新渡戸師匠!!となった私であります。
武士道、ちゃんと読み終えたら、自分なりの解釈ではありますが、思いのたけを書きたいなと思っています。
心情を体現する“所作”ー日本人のおもてなし精神ー
そんな新渡戸稲造との出会いがありつつ、ここ2週間の殺陣のお稽古で私は先生に刀の扱い方、立礼、座礼などの「所作」を一つ一つ丁寧に教えていただいてました。
私がこれを学ぶ中で「どうしてその動きがその動きになっているのか?」ということを知るか知らないかが、その先の行動やその事象の扱いに大きく影響していくことを身を以て感じている最中です。
例えば、正座でお辞儀をするときに床につける手を三角形を描くように(上の写真参照)置く意味。それは、頭を下げている時に不意に頭を突かれた時、顔面へのダメージを軽減するため…
頭を上げるとき、その手を浮かさずに膝に戻す意味。手を浮かせて刀を取って向かってくる!と相手に思わせることのないよう…
このように、刀を置いて座ってお辞儀するというだけの所作の中に、あからさまにではなく自分の身も守りつつ、相手の心情を第一に置いて行動をする、という考えが常にあること。
海外にいる間、いろんな国の友達に「日本人は親切だ」「気遣いがすごい」「時間に正確だ」などと言われて初めて、日本の国民性がこう認知されていることを実感したわけですが、そんな「おもてなし O-MO-TE-NA-SHI」精神は、私は”武士”という集団の営みの中で作り上げられたもので、それが長い時間を経て日本人の血の中に溶け込んで脈々と受け継がれ、現在の日本人の評価に至っているのではないかと考えます。
殺陣が私に与えてくれる”気づき”や”出会い”
殺陣のお稽古で所作の意味を知っていくことの楽しさと、知る前と違ってなにか一本筋が通るのを感じられるようになり、そのBefore→Afterが更に楽しくなっている私。よくよく振り返ったら普段の仕事でも無意識のうちに実践しているんじゃ?と気づく。
例えば、データ入力するという指示。ただ入力するということだけを教えるのではなく、何のためにそのデータを入力しているのか、その作業が最終的には何に繋がっていくのか?を併せて教えていたけど、なんでそうしていたのか?それは、そうした方がいいと感じるから…笑
こういう感じ、血の中に溶け込んでいるんじゃないかと思う瞬間です('▽')
また、殺陣への情熱を中心に生活するようになってから、これまでなかった探求心が沸き起こったり、人との出会いが増えたり…私にとても良いワクワクするものを毎日与えてくれてる!(ぁ、体重もちょっと減らしてくれてるという噂も(‘∀‘)笑
noteを書き始めてから1ヶ月、これまでは何となく気まぐれにつらつらと思ったことを書いているだけだったけど少しずつ、だんだん、なにを土台に、どういうことを伝えていきたいか、が見えてきたかも…?
なんてワクフルを感じながら、、
巻之四【完】 巻之五 へ続く
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