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「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」お話会2024.1.14~精神疾患の診断について

「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」
2024年度、最初のお話会は、参加者9名、そのうち初参加が2名でした。

今回もいろいろなお話が出ましたが、
少し気になったのが「子どもが精神科で病気と診断された」という方が
何人かいたことです。


確かに、明らかに抑うつが強いときは精神科の薬が効くことはあります。
うちの子どもたちも薬のお世話になりました。

ただ、ちょっと気になったのは、診察5分程度で
統合失調症と診断されたという方が複数名いたことです。

そして、その診断をしたのは児童専門の医療機関ではなく、
成人の患者さんを見る医療機関だったことです。

精神科の診断は、
DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)という
診断基準があって、診断基準の項目数によって診断されます。

(ちなみに、私は出版社に勤めていたころ、この本の編集をしていました。)

ただ、不登校になってすぐは、子どもも気持ちが落ち着かないし
強迫観念があったり、周囲から見られるのが怖かったりするものです。

年齢による特有の精神状態もあると思います。
それから、子ども自身が症状を
うまく説明できていない可能性もあるでしょう。

実際、別の医療機関にかかったら
統合失調症ではない、と言われたという方もいました。

統合失調症は、長い期間薬を飲み続けなければならない病気です。
万一、その病気ではなかった場合を考えると
少し心配にはなってしまいます。

その意味でも、子どもの精神状態に関わる医療機関にかかるときは、
児童精神科や思春期外来など、「子ども」を見てくれるところに
かかった方がよいと思います。

我が家もいろいろなクリニックや病院に行きましたが
すべての医師が、
専門的な知識を持っているわけではないことを感じています。

子どもの健康に関わることでもあるので、
できればネット検索だけではなく、親の会などを利用して、
本当に子どものことがわかる医療機関を選べるとよいな、と思いました。



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