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「思春期・青年期家族講座」でお話しました~家庭を安心の場へ

東京都中部精神保健福祉センター主催の
「思春期・青年期家族講座」でお話させていただきました。

今年の夏にも開催された講座で、今回で2回目になります。

当日の講座前の打合せで、
参加者のお子さんの年齢が20~40代と比較的高齢と聞き、
ちょっと驚きました。

また、家から出られないというよりも
エネルギーがあって問題行動を起こす人が多いとのこと。

わが家の子どもたちは家から出られないタイプなので
私の話で参考になるのか、心配になってしまいましたが

ご担当者から「子どもとの関わり方に悩みを抱えている人が多い」
と伺い、その辺りを中心にお話をしました。

自分が経験してきたことやいろいろなご相談を伺ってきたことを振り返ると

子どもの気持ちを想像しながら関わることや
子どもの問題と保護者の気持ちを切り分けること、
また、保護者が考え方や対応を変えることで子どもの気持ちが落ち着くこと

などが大切なのかな、と思います。

発達途上の子どもの場合、
問題行動が、ホルモンバランスの乱れや脳の未発達などに
関わっていることも考えられるのですが

成人している場合は、ある程度身体も脳も出来上がっているので
なかなか難しい面があるのかもしれません。

その意味でも、できるだけ早い段階で
子どもとの信頼関係を築いておくことはとても大切だと思います。

ただ、年齢が高くても
不安定な子どもの気持ちを安定させる努力をすることは必要だと思います。

基本的には家庭を安心できる場所にすることで
子どもの気持ちは安定してくるものだと思います。

家庭という存在が、何があっても自分を受け入れてくれる場所なら
外で嫌なことやつらいことがあっても
耐えられるのではないかと思うのです。

それは、大人も子どもも同じだ思います。

もちろん、個別にはそれだけでは済まないこともありますが
家庭を子どもの安全基地にすることが
まずは、基本なのではないかと改めて思いました。

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五十嵐麻弥子
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