ミドナ腎臓治療経過観察記 -2-
投薬から半月が経過しました。
幸い体調も食欲も変わりないので、ミドナへの投薬の仕方の模索を綴ることにします。
投薬について
ミドナは甘えん坊でよく鳴く猫です(夜泣きも時々すごい)。
聞き分けは悪くないと思うのですが投薬は流石になかなか慣れてくれず、久しぶりに腕に引っかき傷をつけられる日々が続いています。
腕に傷がつくようになったのはミドナを飼い始めて最初の数年以来です。最初の頃はじゃれて引っ掻き、機嫌悪くて引っ掻きの毎日でした。
傷がまぁつけられなくなるまで一年かかりましたので、躾ができたというより成長して落ち着いたのが真相かも知れません。
黙って口を開けてはくれない
投薬のうち、リンの吸収を妨ぐサプリのイパチキンは粉末で無味無臭のせいか食事に混ぜても普段と変わらないので摂取に問題はありません。
ですが肝心のラプロスは小さめ(実測Φ6.3mm)だしちょっと甘いので飲んでくれそうなものなのですが、そうは問屋が卸さないとばかりにウエットに入れてもカリカリに入れても器用に残したり吐いたりしやがるので直接飲ませるしかありません。
獣医さんに砕いて混ぜて飲ませる方法でも良いかと伺ったときは、ウチの子(獣医さんの飼い猫)にも砕いてあげているので実際のところ問題はないだろうが砕いて飲ませた臨床試験がないので、そういう意味で患畜に対し医者としてお墨付きにはできないとのことでした。なるほど。
ですが砕いて食事に混ぜる方法だと、ミドナは薬関係なく食べむらがあり入れたときに限って一切食べないことがあったりしそう……。と言うか一回ありました。そうなると薬が一回分無駄になるだけ。
なのでやはり直接投薬で確実に飲んでもらいます。
そこで投薬の動画を探してミドナが無理なく飲んでくれる姿勢、飲ませ方を検索。まずは基本ということでラプロス製造元の東レにある動画を参考にしました。
【TORAY】【猫への薬の飲ませ方】東京猫医療センター服部幸先生が、猫ちゃんに錠剤をのませるコツを解説!
https://www.youtube.com/watch?v=yOoOGD4o92I
さすがお手本。手の添え方などとてもわかり易いのですが、モデルの猫もまたお手本のようないい子で大人しく薬を飲んでくれるため、そのとおりにしようとするとなかなかうまくいきません。
おかげで腕が久しぶりに傷だらけになってます。
腕が傷つくのは別にいいのですが、ミドナが投薬をストレスに感じて飲むのをひどく嫌がるようになったりストレスで具合を悪くしたら最悪なのでもう少し良い方法は無いものかと更に検索。
そして次に参考にしたのが以下の動画です。
猫に薬を飲ませるには?錠剤の飲ませ方を5ステップでご紹介します!
https://www.youtube.com/watch?v=yN3n9xCJURs
こちらの動画もやはり獣医師の方の動画ですが、頭だけでなく体の抑え方もわかり易く説明してくれていたため、薬を飲ませるのにかかる時間が大幅に減りました。モデル猫の田中さんも普通に暴れるので、現実的なとても良い実例だと思います。
上記動画を参考にソファに座らせ横から抱えるようにしてから頭を抑えて投薬してみました。すると後ろが背もたれで逃げ場がない為か今までより早く、かつ後ろ脚で蹴られることもほぼないまま投薬に成功するようになりました。
投薬時間を縮められるのはミドナのストレス軽減なので非常にありがたいです。今のところ投薬後に不機嫌が続くことはなく、ケロリとしてすぐ甘えてきます。
体調の変化も見られないので、しばらくはこの投薬を続けようと思います。
他にピルガンというのもあると知り一応検討したのですが、口に管を入れるのは不注意で口腔内を傷つけないかが不安でそのうえ先端が外れて飲み込んでしまったというレビューもあり、真偽はともかく不安は残るということで却下しました。
また、薬を砕いてペースト状の食事に混ぜてそれを直接口に塗るという動画もありましたが、とりあえず直接投薬が成功しているので見送りました。手間が大変そうだし。
◆2024年5月25日
投薬開始から半月経過。
ラプロスを投薬後はお腹がゆるくなったり食欲が減退する子もいるそうですが、今のところミドナの体調は変化なく、元気に過ごしています。
気のせいかもしれませんがちょっと食欲が増したかも。血管を拡張する効果が影響しているのかもしれません。
ただ、体重はほとんど変化なく、4.7kg前後が続いています。5kg台になってくれると嬉しいのですが。
この調子で薬を飲み続けてくれるようなら、6月上旬に検査に行こうと思っています。
どうか数値が増えていませんように。
願わくば下がっていますように。