【詩】「そよ風のように」
寂しいと口にすれば
枯れ葉のように散らばって
人に踏み潰される
僕の心は五月のそよ風に乗って
遠くへ行った
ちょうど良い空気だけど
どこか掴み所がない
見たんだ、大名行列の大軍を
怖くなった気がした
また赤い禁断の園に逃げるかい?
グラスに写る自分がゆがんで見えた
ムンクよりもモナリザでいたいのに
心が泥だらけで前が見えないよ
盛りがついた情緒不安定な猫は
無力を思い知る
「これ以上鳴き声をあげるなら
君から去るからね。
おかしいんじゃないの?」って
ねぇ、僕は人形じゃない
僕はのら猫でもないけれど
這いつくばって生きてる
時にはエサを貰い
時には蹴り倒されながら
僕は人間だ
だから人間らしく生きなきゃ
陽の光を心に飲ませながら
そしたら
そんな事は吹っ飛んじゃうさ
皆様の毎日が喜びでありますように。
お読み頂きありがとうございます☺️🙏❤️
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