【詩】「そよ風のように」
寂しいと口にすれば枯れ葉のように散らばって人に踏み潰される僕の心は五月のそよ風に乗って遠くへ行ったちょうど良い空気だけどどこか掴み所がない見たんだ、大名行列の大軍を怖くなった気がしたまた赤い禁断の園に逃げるかい?グラスに写る自分がゆがんで見えたムンクよりもモナリザでいたいのに心が泥だらけで前が見えないよ盛りがついた情緒不安定な猫は無力を思い知る「これ以上鳴き声をあげるなら君から去るからね。おかしいんじゃないの?」ってねぇ、僕は人形じゃない僕はのら猫でもないけれど這いつくばって