【韓国1人旅】アクセサリー爆買いと屋台デビュー（3日目②）
航空会社のセールに背中を押され、思い立った3日後に3泊4日の韓国ひとり旅へ飛び立ちました。
旅のテーマはBTSの聖地巡礼&メジャーな観光地めぐり。前回はBTSデビュー当時の聖地巡礼をしてファンの多国籍っぷりに驚きました。
■前回の様子はこちら
今回は3日目の後編です。訪れたスポットは以下の通り。
・nyunyu（アクセサリーショップ）＠東大門
・清渓川
・広蔵市場
・明洞
アクセサリー爆買い＠東大門
この旅で絶対行きたかったのがプチプラのアクセサリーショップ、「nyunyu」。東大門と明洞の２店舗あり、この日は東大門の方へ。
地下鉄だと行きづらかったのでこの旅初めてのバスに挑戦。ソウルのバスは車内に路線図などはなく、文字だけが映る細長い電光掲示板に韓国語と英語で次のバス停の名前が流れてくるのみ。地図アプリで見たバス停の名前（日本語）と掲示板の英語を必死に紐づけて無事たどり着きました。
私はアクセサリー大好き人間なのでテンション爆上がり。
実は前日に明洞の店舗で下見をしていて、旅行用にちょうどいいバッグを見つけたので絶対今日買おうと思っていたのだが……
ない。何回探しても、ない。売り切れ？それとも店舗が違うと仕入れてるものも違うのか？？大ショックのままアクセサリー類はちゃっかり買いました。吟味していたら1時間くらい経ってた。洋服も可愛いものがたくさんあったので、アクセサリーとか洋服が好きな人はかなり楽しめるお店だと思います！
さて、バッグを買えなかったショックを引きずりつつ次は広蔵市場（カンジャンシジャン）へ。ライトアップされた雰囲気のある川沿いを20分くらい歩きます。
屋台でトッポギ＠広蔵市場
20:30頃、広蔵市場に到着。閉まっているお店も少しあるけどまだまだ賑わっていて、これぞ市場！って雰囲気にワクワク。
どの屋台を覗いてもメニューは大体同じみたいで、トッポギ、豚足、キンパなど。1人なのでちょっと腰が引けていると、おばちゃんがこちらを見て無言で手招きしている。
え、わたし？と戸惑っていると、おばちゃんは空席を指さした。
客引きか～と思いつつ、自力で店員さんに声をかける勇気が出なかったからちょうどいい。おばちゃんに操られるがままおとなしく着席し、念願の屋台デビュー。
トッポギと、串に刺さったおでんのようなものをオーダー。おでんは色んな屋台で見かけるのでどんな味なのか気になっていた。
食べてみると、白身魚のすり身のようで、かまぼことか練り物系の味。勝手に油揚げみたいなものを想像していたのでちょっとビックリ。トッポギは辛くなくて美味しかった。
私が座ったすぐ後にサラリーマンっぽい人たちがやってきて一杯やっていたので、地元の人も普通に来るんだろうな。仕事終わりに市場の屋台でちょっと一杯、ってめちゃくちゃ良くない？私もやりたい。
屋台でトッポギを食べるのが密かな夢だったので、叶えられて嬉しかった！
おばちゃん、無言だけど圧の強い手招きで導いてくれてありがとう。
この旅2回目の明洞でビールとストリートライブ
念願叶って大満足、時刻は21時過ぎ。3泊4日のソウル旅も遊べるのは今日が最終日。つまりまだ帰りたくない。夜遊びしたい！ということで20分ほど地下鉄に乗り、明洞へ。
まずは昨日も行ったコスメショップ、OLIVE YOUNGへ。昨日は人の多さに負けてすぐ出てきてしまったので、今日こそちゃんとショッピングしたい。
昨日見て気になっていたスティックタイプの日焼け止めとハンドクリームを購入。
お次は数時間前に東大門で行ったnyunyuへ。今度こそバッグをゲットするぞ。
さて、食欲も物欲も満たされて大満足なのであとはもう締めるだけ。となると……
やっぱビールでしょう。つまみは明洞のごちゃっとした活気。
お行儀悪いかなと思ったけどみんな食べ歩きしてるから許されるかな～、と。
ベンチに座ってビールを飲みながらこの3日間のことを思い出した。よく考えたら航空券を取ってから出発まで3日しか無かった割に、聖地に6か所も行ったしサムギョプサルも食べたし屋台デビューもしたしアクセもいっぱい買えたし、大満喫じゃん。
思い出に浸っていたら23時を過ぎたのでそろそろ帰ろうと駅の方に歩いていると、男性が1人でストリートライブをやっていた。お客さんは50人以上いそうだ。左手に持った缶にはまだビールが残っている。さすがにそのまま地下鉄に乗るわけにもいかないので、少し聴いていくことにした。
曲はMaroon5の『Sugar』。
彼は右ひざを曲げて体重を乗せ、左手を斜め上に上げて歌っている。肩より下まで伸びたパーマヘアも相まって、その姿はさながらマイケルジャクソンのよう。高音でもまったくブレず、むしろ気持ちよさそうに見える。
彼のすぐ前には若いカップルがいて、二人仲良くリズムに合わせて体を揺らしている。男性が左手で彼女の右手を持って頭上に上げ、彼女はその場でくるりと一回転した。
後ろのほうにいた女性グループは、スマホのライトを灯して左右に振っている。
この旅行の3か月前、私は休職することになった。ストレスが限界近くまできていたらしい。その後は仕事から離れたおかげで心身ともにだいぶ落ち着きを取り戻したが、先のことは考えられなかった。
歌っている彼のように、自由に、やりたいことをやって生きてみたかった。
いや、これからはそうしよう。
私は私のまま、素直な気持ちをちゃんと大事にしよう。
決めた。月曜から金曜まで毎日少しずつ、でも確実に自分を削り取っていく場所からは離れる。それが今の私の素直な気持ちだから。
きっとこの瞬間に出会うために、今、韓国に来たんだな。
良い旅だった。
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