
宿命は決まっている。でも、その道のりは自由なのだ
未来は決められていない、とか運命に縛られない、と言われることがある。
でも、インド占星術のダシャーで過去は正確に分かるのに、なぜ未来だけは不確定だと言われるのか?
私にはこの考えがどうしても腑に落ちない。
もし未来が完全に自由なら、過去も自由だったはず。
でも、実際には「過去に起こった出来事」は、まるで計画されていたかのように宿命的な意味を持っていたはず。
では、未来だけが「何も決まっていない」なんてことがあるのだろうか?
答えはNoだと私は思う。
宿命は決まっている。
だが、その宿命に向かう道のりは自由意志で選択できる。
宿命を「ハチ公前に集合する」という約束に例えてみる。
■ハチ公前に行くこと=宿命(変えられない)
■どうやってそこに向かうか=自由意志(選べる)
電車で行くのか、タクシーで行くのか、歩いて行くのか、それは自由。
でも、最終的に「ハチ公前に行くこと」そのものは変えられない。
人生も同じで、宿命(大きなテーマや到達点)は決まっているけれど、その道のりは自分で選ぶことができる。
そして、その選択によって、見える景色や出会う人、経験することが変わってゆく。
ここで、ひとつ大事なポイントがある。
宿命=ゴールではなく、人生を通して浮かび上がる「テーマ」なのではないか?ということ。
例えば、人を導く役割を持つという宿命を持つ人がいるとする。
この人は、どんな道を選んでも「導く立場」に落ち着く。
先生になる人もいれば、
ヒーラーや占い師になる人もいるし、
会社の上司や親として人を育てることになるかもしれない。
でも、どんな方法を選んでも、最終的に導くことが人生のテーマとして浮かび上がる。
つまり、宿命とは「固定された未来」ではなく、その人が何度生まれ変わっても変わらないテーマとなる。
では、なぜ人は「その選択」をするのか?
それは宇宙の法則が関係している。
私たちがどの道を選ぶかは、過去の経験や行動(=カルマ)が影響している。
例えば、タクシーを選ぶ人は早く着きたい、効率を重視する価値観を持っているかもしれないし、
歩きを選ぶ人は景色を楽しみたい、穏やかに進みたいと思っているかもしれない。
この「価値観」や「無意識の選択」は、過去世やこれまでの人生で積み重ねたカルマが形作っている。
つまり、「自由意志で選んでいるようで、選択の背後には必ず過去の影響がある」 ということ。
どんな道を選ぶかは、「そのときの波動」によって決まる。
ワクワクして選んだ道は、ワクワクする現実を作るし
不安や恐れから選んだ道は、さらに不安や恐れを引き寄せる。
こっちの道が気になると思ったら、それは波動が合っているということ。
逆に嫌だなと感じる道は、波動が合わないか、もしくは乗り越えるべき課題があるということ。
結局のところ、どんな気持ちで選択するかが、未来の景色を決める。
宇宙はいつも「宿命に向かうための最適なルート」を示してくれる。
でも、もし私たちに学びが必要なら、あえて遠回りをさせることもある。
道を間違えて知らない路地に入ってしまったとしても、
その道の途中で人生を変えるような出会いがあるかもしれない。
結局のところ、遠回りのように見えても、それは「必要な学びのための道」なのだ。
未来は決まっていないと言われると、不安になる人もいるかもしれない。
でも、宿命が決まっていると分かれば、むしろ安心できるのではないだろうか?
なぜなら、どんな選択をしても「本来の宿命」から外れることはないから。
だからこそ、もっと気楽に、もっと自由に、自分が楽しいと思う道を選んでいい。
宿命は「呪い」ではない。
宿命を知ることは、「未来を恐れずに、自分らしく生きるための安心材料」なのだ。
最終的に、私たちは「ハチ公前」には必ず着く。
でも、どんな道のりを通るかは、自由意志で選べる。
だったら、せっかくならワクワクする道を選んでいこう。
自分の魂が求める方向に素直になって、気になる道を選んでみよう。
その選択が、あなたにしか歩めない「人生の物語」になるのだから。
\ オリジナルソング 「道」/
いいなと思ったら応援しよう!
