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不器用すぎて距離感がわからない

久しく連絡をとっていなかった旧友から突然メッセージが送られてきた。小学生の頃は「私たち一番の親友だよね〜!」とキャッキャしていた筈なのだが、高校以降の空白が長すぎて、どう関わったらいいのか迷ってしまった。
まあ理由は他にもあるのだけれど。むしろそちらのほうが大きいのだけれど。

中学以降の友人たちからはドライだと言われる。サークルの辞め方があっさりしすぎとか、去る者に目もくれないとか。それは相手に期待して勝手に裏切られた気になる自分の悪癖を自覚していたから、"個人への執着をもたない"ことによる自衛のためでもあった。当然、仲の良し悪し・好き嫌いの程度には差があるものの、基本的に友達は誰でもよかった。相手にとっての私も代替可能な存在だと思っていたから、どこが冷たく感じられるのか いまいちピンと来ない。

それどころか自分自身のことはかなり重い人間だと思っている。与えた信頼や親切が返ってこないことを裏切りと捉えてしまう、勝手に悲しくなってしまうのは私がそれだけ相手にこだわっていたからで、ドライなのは不器用な私が身につけた処世術のようなものだ。

ごくたまに自分は雛鳥みたいだと感じるときがある。もちろん、そんな可愛いものではない。
稀に出会う特別な人、大抵は過去にぞんざいに扱われた悩みや考えに寄り添ってくれる人に対して懐きすぎるというか……忠実になってしまう。
相手はそれを望んでいないかもしれないのに、何でもかんでも背負う。キャパシティを超えて自爆するかもしれないし、いずれは自分も背負わせたがるかもしれない。自他の境界が曖昧になっていくのがどうしようもなく怖い。爆発寸前のエゴと闘うのは疲れる。きっと本来の私は重量級メンヘラおとももちなのだゅ🥺💖……たぶん。

結局、
「元気にしてたー?私は元気だよ!」
「また今度話そうね!」
と当たり障りないラリーを何往復か交わして終わる。あまり元気じゃないし話す機会も99%来ないだろうに。虚しくて面倒くさい。

付かず離れず、互いが独立していて穏やかな大人の友情ってどう育んでいけばいいのだろう。地球の裏側まで逃げるかゼロ距離かの極端な位置にピン留めしてしまう自分の不器用さが嫌だ。
過去のことは清算してまた仲良くなりたいと思う気持ちと、怖いから積極的に関わらないでほしいと思う気持ちの反復横跳びで疲弊。
違うな。どちらかといえばシャトルランだ。
ドレミファソラシド。

生きてるだけでHPゴリゴリに削られてるから人間関係に割くリソースが足りない。だれかホイミしてくださいニフラムで消えそうなんです△ミ

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