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歯のはなし。

私の大きな買い物は、30歳の記念にはじめた歯列矯正だ。


そもそも、なぜ歯列矯正をしようと思ったのか。

私の歯並びは、顎のわりに少し大きい歯をしていて
正面から見て、前歯の右側2番目の歯が
列に並びきれず、下の歯より後ろに生えていた。

でも、口を閉じれば分からなかったし
生活に支障もなかった。
他人からしたら、「確かに、1本下がってるな~」ぐらいで
記憶にも残らない歯並びだったから
20代はそのままの歯並びで過ごしていた。

それでも、強烈に歯並びが気になる出来事が起こる。
それが「友人の結婚式」だ。

お祝いの場なので、沢山の写真を撮る。
後日、写真を見て愕然とする。

全然、笑えてない!
歯並びを気にして、無意識に口を閉じていたのだ。
すると、全く口角も上がっておらず
どれも不機嫌な顔に見える。

友人の晴れの舞台で、なんでこんな無愛想なん!?
ここから、自分の歯並びに向き合うようになる。

でも、歯列矯正って高いですよね。

そこから、歯列矯正について調べるが
まあ、高い!
ここまでする必要はある?なんて何度も思ったが
丁度、30歳になったばっかりで
自分に思いっきりお金を使いたいと思い、キャッシュで100万円を用意した。

矯正歯科はいくつか説明を聞きに行った結果
癒し系女医の矯正歯科に決定。
最終的には人柄に惹かれて決めたが
歯列矯正は長い付き合いになるから、これが結果正解だった。


矯正して、思わね収穫!

歯列矯正は3年半に及んだ。
しかし、本当にやって良かった!
もっと早くすればよかった。

私の輪郭は元々、「丸顔」だったのだが
奥歯のかみ合わせが合っていなかったようで
無駄な力が入って、エラが発達していたそうだ。

また、抜歯矯正を行ったため
親知らず4本とその他4本、計8本を抜いて揃えたこともあり
歯列矯正後は顔の輪郭が面長に変わった!
Eラインにも先生がこだわって丁寧に調整してくれたため
歯並びだけでなく、顔の輪郭そのものが整った。
歯列矯正とは、ほぼ整形並みの威力がある。

歯列矯正を終えて、、

今年の9月に挙式を行った。
歯列矯正を始めた時は、結婚式を意識していた訳ではないが
結果的に、写真に写る私はどれも
歯並びを気にすることなく、満面な笑顔の写真ばかりで
心底、歯列矯正をしてよかったと感じた。

友人と笑顔な私。

歯列矯正をする前は、歯医者に苦手意識があり
定期健診にいく事も億劫だったが
歯列矯正中は毎月、病院に通い、処置をされることで
痛みにも、病院にも免疫がついて、苦手意識が減った。

そもそも、私は元々歯が強く
今、現在までも「虫歯になったことが一度もない」
矯正器具を外して、リテーナーでの保定期間を過ごしているが
歯磨きが難しく、歯石が溜まりやすい箇所がある。
せっかく綺麗に直した歯並びを
虫歯で失うのはとっても悲しいため
現在は歯科のクリーニングにも定期的に通い
歯を大事に扱っている。


歯列矯正はお金のかかる治療ではあったが
本当にやってよかった。
自分のことがより好きになれたし
自分の身体を、より大事にしようとも思えた。

これからも、自分の歯で
いつまでも美味しいものが食べ続けられるように
大事にしていこうと思う。

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