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俺から言わせれば:その12:公平って何だろう?

障害をもっている僕の友人が言っていた。

日本は、子供たちに平等に同じ高さの椅子を与える。
アメリカでは、子供たちの身長の違いを考慮して、背の低い子には高い椅子、高い子には低い椅子を与える。
それで皆んな、前の黒板が同じように見える。
公平というのは、そういうことなのだと。

世の中で唯一公平なのは、時の流れだ。
人生で何があっても変えられないように、
どんな状況の人でも、お金があっても、時間の速さは変えられない。

自分にとって、友にとって、
どんなに悲しく、辛いことがあっても、
信号が赤になれば止まらないといけないんだ。

それは社会の決まりだし、法律なんだ。

それは分かっている。
もう充分に分かっている。

でも世の中は、すべて公平であれば良いわけじゃない。

理想論なのだけど、もしそんなとき、社会全体が協力してその人に思いやりをかけることが出来れば、赤信号でも止まらなくていいかもしれない。

日々、「公平」という言葉に疑問を感じつつ、
そんななかでも少しでも前に進めるように、
皆と頑張っていきたい。

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