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【漫画】チ。ー地球の運動についてー

どうもmaxiです。

なんということでしょう。

10月になってしまいました!!

おじさんを自覚してからの時間の経過が早すぎる!!!

1日なんてぼーっとしていたらもう夜!!

ぼーっとしてはいられないとやることをやるわけですが
どうしても生活を優先するものです。

家事、育児、仕事
この合間にしか時間が作れない。
好きなことをやるのは難しいものですね。

そんな短い時間で接収できるカルチャーといえば、私なら
ショートショートのような短編小説か
やはり『漫画』ですね!!

漫画は作品と読み手にもよるとは思いますが短い時間の中でも読み進めることがとがしやすいメディアだと思っています。

という事で本題です!

今回は来クールの秋アニメで10月から放送が決まっている漫画についてお話したいと思います。


チ。ー地球の運動についてー

『チ。ー地球の運動についてー』
作・魚豊(うおと)

【あらすじ】

舞台は15世紀のヨーロッパ某国。飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。

ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な「ある仮説」だった――

TVアニメ チ。ー地球の運動についてー 公式

一番わかりやすいあらすじをアニメの公式サイトから引っ張ってきました。

□「ビッグコミックスピリッツ」で大好評での連載を続けたのち
の2022年4月に連載終了!
そして6月のアニメ化発表から2年が経ち

ついに

2024年10月5日からTVアニメ放送開始されます!!

漫画読みの中では知らない人がいないと言っていい傑作漫画のアニメ化。
アメトークの漫画芸人やラジオでも度々取り上げられている今作。
アニメ化への期待も非常に高いといえます。

作者・魚豊とは?

『チ。ー地球の運動についてー』の作者が
魚豊(うおと)
先生です。

魚豊先生は1996年生まれの日本の漫画家です。
デビュー作『ひゃくえむ。』は、陸上競技をテーマに若者たちの成長を描き、注目を集めました。
代表作が今回の『チ。-地球の運動について-』です。
この作品は16世紀のヨーロッパを舞台に思想の対立や人間の探究心を描いた歴史ドラマで、緻密な構成と哲学的テーマが評価され、マンガ大賞2022で2位を獲得しています。
現在は2023年8月21日から『ようこそ! FACT(東京S区第二支部)へ』を『マンガワン』ならびに『裏サンデー』にて連載をしています。

魚豊先生は現在27歳ですが、作品の中のに含まれる物語の重み
まるでベテラン漫画家を思わせるような風格があります。

インタビュー等によると『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『バクマン』に影響を受けて漫画を描き始めるようになり、13歳の時に初めて投稿したとのことです。
その後数々の試行錯誤を経たのち
2017年に週刊少年マガジン新人漫画賞で入選した読み切り作品「佳作」が掲載され、デビューしています。

インタビューの中で、私が「おっ!」と思ったことが
連載を開始する際に
「3幕構成の考え方が連載ではどうすればいいのかわからない」
と言った悩みを持っている時に解消してくれた本が書店で偶然見かけた

『スクリプトドクターの脚本教室・中級編』(三宅隆太著)

ということです。

『スクリプトドクターの脚本教室・中級編』の著者
三宅隆太
さんは私がヘビーリスナーとして聞いているラジオ
『アフター6ジャンクション2』の常連ゲスト(一時期は準レギュラーくらい)なので『おぉ!!三宅さんの本!!』と言った感じで勝手に親近感を覚えてしまいました。笑

『チ』ってなんだ??


この『チ』という言葉
『チ。ー地球の運動についてー』を読んだことのない人に簡単に伝えるのであれば

『地動説』のことです。

この作品は『地動説』がテーマになっている作品です。

学生時代に教科書で習った
地動説と天動説の対立が主なこの作品の推進力というと簡単に聞こえますが

時代と信仰が正しさを阻むのです。
またこの正しさも
何が正しくて間違っているのかわからなくなる。

現代日本人の価値観や感覚からかけ離れた常識の中で
進まねばならない状態をぜひ見てほしい。

そして物語が進むと
この『チ』とういう言葉がさらに重みを増してくるのですが

ここでは説明しません!!

ぜひ作品を読んで!!
アニメを見進めて!!

『チ』という言葉の重みを感じてもらえればと思います。


魚豊先生の作家性

今回は

『チ。ー地球の運動についてー』の漫画のおすすめが主たる内容ですが
『ひゃくえむ。』

『チ。ー地球の運動についてー』

『ようこそ! FACT(東京S区第二支部)へ』

3作の連載作品から共通の作家性を感じることができると思います。

それは

自分が信じていたものが揺らぐ、崩れる様を描いているということです。

『ひゃくえむ。』では100m走のエリート選手が、おかしなフォームにも関わらず成長を続ける選手に脅威に感じる瞬間が描れています。

『チ。ー地球の運動についてー』では世界の基準が全て覆る、天動説から地動説を信じる者達の心の動きが描かれています。

そして現在連載中の『ようこそ! FACT(東京S区第二支部)へ』では人生に行き詰まった人間の目の前に『陰謀論』という価値観が植え付けられて世界が一変してしまう瞬間が描かれています。


信じていたものが揺らぐ瞬間は

希望なのか、恐怖なのか、絶望なのか

それは人によって違うのかもしれませんが

魚豊先生は
人間のターニングポイントを描き
本気の人間になる瞬間を描く名手であると思います!!


終わりに

今回は

『チ。ー地球の運動についてー』
の紹介でしたが
今作のアニメが開始される前に紹介できてよかったです!!笑

『チ。ー地球の運動についてー』
コミックスは
全8巻

まだ数日ありますから全然読めますよ!!

そして面白かったら是非

現在連載中の『ようこそ! FACT(東京S区第二支部)へ』
も読んでみてくださいね!
アニメまでもう少し。

読書の秋の一環で
『チ。ー地球の運動についてー』
ぜひ読んでみてください!!

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