31歳,女性,元看護師
まずは、人に迷惑をかけたくないというのがありますね。
その上で、死に方の理想みたいなものは二つあって、一つはおばあちゃんになって、眠るように死にたい。もう一つは山が好きなので、好きなことをやっている時に事故で亡くなるっていうのでもいいなと思います。好きなことやっている最中に死ぬのであればいいかな...嫌だけど。
具体的に何歳でっていうイメージはないですね。いつまで生きたいとか、死にたいとかよりも、日々暮らす中で自分の体が衰えて行って、周りに恵まれて心が穏やかな時に死んでいけたらいいなって。
もともと看護師として働いていたんですけれど、仕事で関わる死と自分の家族の死って完全に違うなって思っています。
一医療者として関わる死は、ある程度予測ができる場合もある。その時は、どうやったらその人が納得して死に向かっていけるかってことを考えるし、そこをサポートしたいと思っています。
一家族となると、当事者となるわけで。そこが一番大きな違いだと思います。医療者としては、究極その人が死のうが死ぬまいが自分の生活にはあまり関わりはない。けれど、家族とか友達とか、自分のプライベートに関わる人であると割り切れない気持ちが出てくるかなと思います。
医療者になってから身近な人の死を経験したことはないけれど、身近な人の家族が亡くなった時に、その人に対して医療者的な目線で声をかけてしまったんですね。当事者の視点じゃなかったことがあって、それはすごく本人を傷つけちゃったかなと思っています。
当事者と医療者の間を行き来して関わることって、すごく難しいです。
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