見出し画像

26歳,女性,教育事業会社社長

意外と考えたことないけど...ちょっと待って。
よくあるイメージでいえば、自宅で家族に看取られて静かに...っていうのだよね。でも、それが私の理想かというとそうでもない。もうちょっとワイルドな方がいいな。

この間アフリカに行っていたんだけど、その時に「ここで私が死んだとしても、日本に伝わらないな」と思ったんだよね。全く観光地化されていないところに行こうと思っていたから、降り立った空港は日本のコンビニくらいのサイズの建物しかないようなところ。そこからタクシーで6時間くらい行った奥地にあるサファリへ行ったの。

途中の道は、電気もガスも通ってないようなところで、ガーナ人のタクシーの運転手も、かろうじて英語ができるくらいなんだけど、半分以上何を言っているかわからない。道すがら「ここは観光地だから行ってこい、俺は車の中で待っている」的なことを言われて(笑)、信じるしかない状況の中で、服とか全部車の中に置いたまま、貴重品だけ持って、とりあえず車のドアを開けたの。「このまま逃げられる可能性もあるな」とか思いながら降りた途端、英語も通じない現地のお兄ちゃん5人くらいにかこまれて、「わ、やば...ここで死んでも誰にも気づかれないぞ」って思った。具体的にどこにいくって誰にも言ってなかったからね。まあ、大丈夫だったんだけど。

でも、それならそれで、自分の最期なんだろうなって思って。自分がひとりで行くって決めて来たわけで。日本にいる時より、よっぽど自分らしく自由なことをしている中で死ねるんだったら、そのほうが本望だろうなって。嫌だけど、絶対嫌だけど、それも自分の最期としてはありかなと思った。嫌だけどね、嫌だけど。

そういう意味では、自分で責任を感じながら「自業自得だな」と思って死にたい。「これは自分の目で見て知りたい」と思った対象が紛争地域にあったら、現地で撃たれることもあるかもしれない。病気になって死期を自分で決められないよりは、「やっぱりバカだった私...でもまあいか」と思って死にたい。 ...殉職したいのかもしれない。殉“職”じゃないけど、殉“趣味”それでいいや。

まあ、20年後くらいには変わっていると思うけどね。自分のやりたいことをある程度やって、下の世代に時間とかコストをかけるフェーズになっているかもしれないから。あえてリスクを冒してまで死ぬより、家族に迷惑をかけないようにしようと思うんじゃないかな。
特に子どもができたらそうなっているかも。子育て中は「この子を大人にさせるまでは自分が守らねば」と思うだろうから、死なないように努力すると思う。

...殉“趣味”できないじゃん。
あと2,3年しかその死に方できない。まあ全然死ぬ予定はないけどね。

いいなと思ったら応援しよう!

make sure
お読みくださりありがとうございます。いただいたサポートは、今後のインタビューと執筆活動のために大切に使わせていただきます。

この記事が参加している募集