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『ヒロアカ』第158話「少女のエゴ」で見せた佐倉綾音さんと福圓美里さんの名演に涙腺崩壊した

10月5日、神回が放送されました。『僕のヒーローアカデミア』第158話「少女のエゴ」です。

お茶子を拒絶していたものの、彼女の必死の訴えと語りかけによってついに本心を見せるトガちゃん。

涙を流しながら「恋バナ」をする2人に号泣してしまいました……。

「異常者」と呼ばれるような個性を持つトガちゃんの苦悩、葛藤……。それを懸命に分かろうとして、トガちゃんに寄り添おうとするお茶子。

第7期、いや、『ヒロアカ』全体を見ても屈指の名シーンだと思います。

なにが凄いかって、声優さんのお芝居。

お茶子役の佐倉綾音さんとトガちゃん役の福圓美里さんがほんっっっとすばらしいです。声優さんの、声の、言葉の力を感じました。

胸の内を語り始めるトガちゃんの声が子どものように幼くなるのが、心の脆い部分を吐き出しているのが伝わってきてぐっときます。

そこからの「だから敵連合なの 私が好きに生きられる場所だったの!」の悲痛な叫び……。

さらに、お茶子のセリフからにじみ出る情感がすばらしいです。

「敵連合の代わりにはなれないけど」のところは、音楽でたとえるならメロディになると思うんですが、セリフのメロディが美しすぎます。

加えて、お茶子が心の底から「伝えなきゃ」と思っているとわかるような、やさしくて思いのこもった佐倉さんの「伝えなきゃと思ったの」が泣ける。

「私……カァイイ?」

「世界一」

こんなんもう涙ブワァですよ。後ろで流れているピアノバージョンのエンディングテーマ「六等星」もずるい……!

佐倉さんの「世界一」の言い方は、涙声でありながら語尾が強く上向きに出ています。その肯定して断言するニュアンスが「世界一」の力強さを生んでいるんです。

こういう語尾のちょっとしたニュアンスからもキャラクターの感情を出しているのが、常人にはとてもマネできないプロの技だなぁと思います。

佐倉さんと福圓さんの名演に感化されてブワッと書いてしまいました……。『ヒロアカ』第7期は次回で最終回。最後まで楽しみましょう!

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