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なぜYOASOBIの英語バージョンの歌詞が日本語に聞こえるとうれしくなるのか?
あなたはYOASOBIの英語バージョンの歌詞が日本語に聞こえる現象を知っているだろうか。
YOASOBIは既存の曲を英語バージョンでもリリースしている。最近だと英語版第3弾EPである『E-SIDE 3』の配信が4月12日からはじまった。
「Biri-Biri」や「The Brave」など新しめの曲も収録されており、日本語バージョンとはまた違った新鮮な聞き方ができる1枚となっている。
YOASOBIの英語バージョンの楽曲には大きな特徴がある。歌詞の一部が日本語に聞こえるのだ。
たとえば「Idol」のサビの頭が「誰も」に聞こえたり、「Into The Night」の歌い出しが「沈むように」に聞こえたりする。
「英語バージョンなのに日本語の歌詞に聞こえる!」と、見つけるとついついうれしくなってしまう仕掛けだ。
しかし、いってしまえばただの空耳だ。なぜ歌詞が日本語に聞こえるとおもわずうれしくなるのだろうか。
一番の理由は、英語バージョンでも日本のファンのことを忘れていないYOASOBIのスタンスを確認できるからだと思う。
既存の曲を英語バージョンにアレンジして歌いなおすのは、世界に向けての試みだろう。おかげで海外の人たちもYOASOBIの曲を受け入れやすくなっているのはまちがいない。
そんな英語バージョンは海外ウケしか考えていないわけではなく、日本語っぽい空耳を入れた原曲を強くふまえたものに仕上がっている。
空耳は気のせいを超えてはっきり聞こえるし、ファンの間でも「日本語に聞こえる!」と話題になっているため、意図してつくったギミックなのだろう。
元の日本語があるからこそできた、英語と絡めた歌詞の仕掛け。それは日本のファンのおかげもあって海外まで人気がひろまったYOASOBIにかさなるところがある。
YOASOBIの英語バージョンが日本語に聞こえるとうれしくなる理由は、作曲者であるAyaseさんの遊び心が楽しいからだけではない。
YOASOBIから日本のファンに向けた“粋なファンサービス”を感じられるからではないだろうか。
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