キラキラではない、泥臭いリアルなエピソードに励まされた話
読もうと思って持ち歩いても、結局いつも読む時間が取れないのが本。何にも邪魔されない時間がないと持ち歩いて終わってしまう。
平日はタイトなスケジュールの合間に読もうと思っても難しく、かといって週末も何かしら仕事やプライベートで動き回っている私。やっと出張中、移動時間に読了したのがこちら。
ジェーン・スーさんの最新著書。この本を通じて、いろんな女性の成功までの泥臭いエピソードに「大丈夫！あなたもそのままいっちゃいな！」と励ましてもらったかのように私は活力をもらい、そのままnoteを書いている。
スーさんのPodcast OVER THE SUN やとなりの雑談 では、核心をついたストレートな物言いのなかにも、愛があるトークは聴きながらいつも元気をもらっている。毒舌仲間としても勝手に親近感が湧いているくらい。
そのスーさんが最近話す「自分で居場所を作った女の話を聞きたい」「女性が努力して成功した話って本当に少ない」にめちゃくちゃ共感して、この本を手に取った。
成功体験の裏には、いくつもの失敗がある
私が初めてキャリアについて考え始めたハタチ過ぎ。どんな選択肢があるのかと調べようも、キラキラした成功体験ばかり。そもそも前提条件が違いすぎたりする（お家柄、学歴、経歴など）話が多く、「私には無理」と一歩踏み出すことを諦めてしまう人も多いだろう。少なくとも若い頃の私は、そう思うことがあった。
一方、そうでなくても努力して成功した話を探しても、どこにもない。
キラキラではなく、そこまでに至る歩みや泥臭い経験談が知りたいのに、どこにもなかった。当時は、自分で考えるしかなかった。今こうした本を通じて、知れることはとても有意義なことだと思う。
私は自分の実体験で、こうした前提条件がなくても努力すれば叶うことがあると信じている。というか、努力は裏切らないと思っている。
運が良かったと言われたらそれまで。泥臭い努力をしてきても、それを公にすると泥臭すぎて、「男勝り」「バリバリだから」とラベルをつけられることもあり、結局何も言わず謙遜して対応する方が楽だったり。
年商何億円の〇〇会社社長！とか、〇〇会社役員！の成功体験は素晴らしい。けど、一般人の私からすると現実味がない。自分には関係ない話に思えてしまい、到底無理だと諦めモードになる。
だから若い頃の私は、そうではなく「自分のなかで心地よいスタイルを作ることに成功した人」たちがどうやって道を歩んできたか、に興味があった。
2018年、私がコミュニティを立ち上げたのは、まさにこの動機から。
2017年フリーランスで出産した私は、周りに前例ケースがなく、手探りだらけだった。子育ても仕事も、自分時間もバランスよく両立することは難しいだろう。でも、うまーーくバランスを見つけた人たちのナレッジを知ったり、お互いの失敗や成功体験をシェアしあえたら、どうだろう。
すると、たくさんの人が共感してくれて、集ってくれたのだった。
あれから6年、いまだに泥臭い情報がない
2023年、あれから月日は経つも、やっぱり泥臭い情報がない。
私たち世代は、スーさん世代の泥臭い成功体験をたくさん知りたいし
同世代とナレッジシェアをしつづけて、パズルでいう”ピース”を集めて自分なりのスタイルを確立できるように歩んで行けたらいいのにな、と常々思う。そして若い世代にも伝えていけるといいのだと思う。
この本を読了し、改めて「泥臭い話をシェアする場所」が必要だと感じる。それは、自慢話をする場所でもなく、苦労話をする場所でもない。
こんなときどうやって乗り越えたの？
私はこうやったら失敗してしまったけど、こうしたらうまくいったよ
という何パターンもある失敗や成功までの歩み、リアルな話をシェアする場所。どうでしょう？知りたいと思いませんか？（私は知りたい！）
今年、ランチ会から再開してみようかなと思っています。少なくとも仕事も子育ても泥臭い話しかない私の話でよければ、いくらでも提供します（笑）
もちろんフリーランス・起業を目指している方、すでに独立スタートしてこれからビジネスを拡大していきたい方にも役立つ話もあるはず。
どうやって歩んできたのか、どうやってビジネスを広げているのか、どうプライベートの時間を作っているのか、などなど。ナレッジシェアができるといいなと。皆さんのお話も聞きたい！
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不定期ランチ会になると思いますが、随時告知します。
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