サークル代表を2年間やってみて
こんにちは。知風代表のカトウです。
設立時から代表として色々やってきましたが、今年度で退きます!
一人ではできないことをたくさん経験することができました。メンバーの協力なしではできなかったので感謝しています。本当にありがとう!
サークルを立ち上げた時には”武蔵美に今までなかった書道を行える環境を作る”そのような思いがありました。
その目標は少しは達成できたかなと思っています。
これからの目標は”その環境を維持する”ことだと思います。
しかしこちらの方が難しいことです。自分もいずれ卒業するということを考えると維持していくのは自分ではなく、後輩たちです。
今いる後輩はもちろん、まだいない将来の後輩たちのことも考えなければなりません。
つまり自分だけではできないこと。今までの活動を整理しつつ、良いとこは残して、変えるべきところはどんどん変えていけるようにしたいですね!
そこで今日は”ここまで環境を作ってきた感想”を書いていきたいと思います。
結局、何がしたかったのか?
冒頭にも述べた通り、”武蔵美に今までなかった書道を行える環境を作る”という思いがあったことは確かではあります。
設立当初の活動内容としては…
1.臨書
2.タイポグラフィ研究
を想定していました。
タイポグラフィ研究なんて、なんもしてないです笑
活動とかは色々考えてましたが、結局 設立した一番の理由がなんなのかイマイチ自分でも分かっていません。入学して1ヶ月くらいの時に勢いで設立しちゃったし。
だから「なんでサークル作ったんですか?」と聞かれても理由を答えられないんですよね。
”武蔵美に今までなかった書道を行える環境を作る”だけならサークルという形以外でも良いと思います。
では何がしたかったのか?最近、思ったのは…
「自分の書道仲間が欲しかった」ということ。
大学以前では書道部に所属しているというよりも街の習字教室で書道に触れてました。
そのため同級生とか、仲間みたい友達はいませんでした。もちろん先生はやさしくてとても良い先生でした。
また高校のときの経験を通して、1人で何かをやるということの良い点を少し理解している反面、できないことの多さもあり…
せっかく、武蔵美という素晴らしい環境にいるのだから自分よりもすごい人と何かした方が楽しそうだし、なにより良い結果になりそうだなと思っていたのだと思います(振り返ると)
そういう意味では本当に自分がやりたかったことはやりきれたのかもしれないです。
大変だったこと
最初はzoom書道という、おそらく全国、いや全世界でやっていたのは我々くらいではないかというくらい地味な活動でした。地味of地味。
大変というか、あのころはまだ「コロナが〜」という感じだったので、そのくらいの不自由さに違和感がなかったのかも。今となっては大変だな〜という感じ。
実際に「大変だな〜」とリアルタイムに感じたのは2年目。つまり今年です。
面倒な書類申請などは想定内だったし、去年より数が減ったのでそこまで負担ではなかったです。
それよりもコロナ制限が徐々に解除されていったので他団体の活動が見えたことですね。
ます1つ目
5月の大新歓
うちは公認ではなく”非公認”。だから参加が認めらなかったです。
そうなるとほぼ何もできなくて…一応ビラだけ置きましたが。
オンラインで地味だった分”サークルっぽいこと”をやりたくてもできないことが、大変というか悲しかったですね。
芸祭
電音研さんや有志のオブジェ団体など新規団体の活躍がすごかったです。
どちらの団体さんも「目新しさ」というか「やりたいことやってる感」がありました。もちろん書道パフォーマンスがやりたくなかったわけではないですが、他の大学にもあるし、なんなら高校生も多くの人が取り組んでいます。
その「新鮮さ」が比較していると、知風にはなかったようにも思えて少し悲しい、というか悔しさはありましたね。
ちょうど芸祭の期間にNHKのドキュメント番組「ドキュメント72H」さんが取材にいらしていました。
知風もパフォーマンスの準備、インタビュー、パフォーマンスの撮影をしてもらいました。ですが、映ったのはパフォーマンスの2秒くらい。
ドキュメントのテーマが「表現と向き合う美大生」のように感じられました。芸祭のパフォーマンスは「表現と向き合う」以前の「みんなで一つのことに取り組む」ということで苦労していたので、そのテーマに合わなかったなーとOA.見て思いまいた。それでもちょっと使ってもらえて嬉しかったです。もちろんテレビに映ることが全てではないですけど。
良かったこと
ここまで読むと”超大変だったんだ…”みたいな感じがしますが、割合で言えば、全体の1割にも満たないくらいなので誤解しないでくださいね!
それよりも良かったこと、たくさんありました。
その中でもいくつかだけ。
サークルになったこと
まずは当たり前のことですが笑
よくよく考えて0から組織を、それも最初から仲良しの仲間ではなくみんなが他人の段階からってなかなかレアケースだと思うんですよね。
この間統合デザインの教授でタマグラ卒業の佐野研二郎さんが「多摩グラの卒業制作集は自分の代からはじめた」とおしゃってました。
「うわぁ!かっけー!」って思って。やはり自分のやりたいことが形になるのはいいなって思いました。しかもそれがどんどん受け継がれていくってのも素敵ですよね
素直になったこと
地道にちゃんとやってればラグはあっても後からリアクションをもらえたり、自分ができなければ、誰かに手伝ってもらったり、良いことあったら祝ったり。
いつも何かの逆張りで動く、かなり捻くれ者の自分なので素直に、シンプルに考えるも良いし素敵だなと実感しました。
「楽しいはラク(楽)じゃない」つまり「楽しむための努力しなさい」と高校の担任がよく言ってましたが、それよりも自分には「楽しいことを楽しむ」その素直さが必要だったのかなと。
それを自分から拡張させ、もっとシンプルに素直に知風を運営するんだなと感じました。
つまり?祝われて嬉しかったということです!
大事なこと
僕も完璧な人間ではないのでそんなすごいことは言えないですが、1つだけあります!
それは…「とにかく活動を記録する」こと!!(写真があると尚よし)
「何をやっていたか」を振り返ることって結構多いんですよ。
たとえば芸祭のとき執行部の人に説明したり、外部からお話いただいた時に説明したり、新入生に説明したり…
自分の場合はポートフォリオにも載せたりしたので、その時にも必要だったり。
今は引き継ぎで過去の議事録のPDFとかをみて次の計画を立てる参考にしたり。
このnoteをはじめTwitterの投稿も半分は記録目的です。
写真は後から撮れないので撮っとく必要は理解できると思います。でも文章もかなり大事。書くの面倒くさいけど。
記憶に残りやすいのって「結果」で、のちに必要になるのってその結果に至るまでの過程だったりします。だから「その時どう思った」とか「きっかけは何か」とかそういうことも残した方がいいと感じました。
初期のnoteを見返しても「あぁこんなこと書いてたのか。そういえばこのときはこんなこと考えてたな」と書いてあることはもちろん、そこから芋づる式に思い出したりもしますしね。
大事なのでもっかいいいます。
とにかく活動を記録する」こと!!(写真があると尚よし)
最後に…
この記事をいつ、誰が、読んでいるかは分かりませんが…
もし”サークル作りたいな…"とか思ってる方いたらぜひ作ってみるといいと思います!
もしそれが形にならなくても、何か自分が思っていなかったものが得られます。これは絶対!
そして自分が色々経験することができたら、今度はその経験を後輩にさせてあげてください。
それはあなたにとっても、周りの仲間にとっても忘れられない出来事になると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
今後とも知風をよろしくお願いします。