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結果、単焦点よりズームレンズが好きな話
お久しぶりです。
タイトルの通り、単焦点よりズームレンズが自分にはあっている、という話をします。
カメラ関係のものの本が言うには、というか本に限らずよく言われていることには、「構図は足で作れ」というのがあります。
曰く、構図はズームで決めるものではなく、むしろ逆で、描写に必要な焦点距離を定めたあとに足で動いて構図を作りましょう、と。
私もそれをずっと聞いてきてそれが正しいと信じていたし、自分もそう思って下のようなものを書いてみた。
さてさて、私、最近はもっぱら富士フイルムX-T4 + XF16-80mmF4 で撮影している。
(そういえばNikonから富士フイルムに乗り換えた話はここに書いてなかったですね)
これで撮っていて気付いたのだが、自分は単焦点よりもズームレンズのほうがよく撮れる気がする。
ポイントは3つある。
まず一つ目。
シンプルに足で構図を作るのが面倒。
写真はそもそも、撮らないと上手い下手もない。
自分の場合は、足で構図を作らないといけない、というプレッシャーから撮るのが億劫になってしまっていた。
それを最近はズームレンズだけでやっていると、とても気軽に撮れるようになり、シンプルに撮る枚数が増えた。
2つ目。
レンズ交換の手間がない。
これも1つ目と同じく、撮るのが億劫になる原因となっていた。
そして最後。これが一番重要。
自分の場合は「構図は足で作るものではない」と気付いた。
たとえばある眺めが綺麗だと思ったとする。
一般の考えでは、どう写したいかで焦点距離を決めて、そこから足で動いて構図を調節して撮るべし、ということになる。
自分は、そうは思いません!!!
(CV:あばれる君。BGM:鬼束ちひろ「月光」)
そこの眺めが綺麗だ、と思ったのならその場所からの眺めが正解なのであって足で動いてしまってはいけない。
どこまで写すかは、ズームで調整していくもの。
この考え方のほうが自分にはしっくりくるし、実際そう考えるとよく撮れるようになった。
ここからは自分なりの考察になる。
人間の眼というのは、意識のズーム、というのをやっていると思う。
目玉の焦点距離自体は変わりようがないものの、どの範囲を見るかは脳が勝手にトリミングしている。
つまり、脳はその場にあった焦点距離を自動で決めている。
そうなのであれば、その場所から動かずに、自分の脳が決めた焦点距離を再現するように、写真に落とし込めるように、レンズを調整していけばいいのではないか?
まあ異論は多々あるでしょうが、私はしばらくはこのスタンスで頑張っていきたいと思います。
最後に余談。
富士フイルム XF16-80mmF4、5倍の便利ズームかと思いきや、描写力すごいです。
何でもないような道の描写が綺麗って、なんか嬉しくなりますよ。
※画像はすべて自作。