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マーケティングは内製化に…

先日、知り合いの人材コンサルから事業会社でのweb関連の職種の求人が増えているという話を聞きました。
これは、広告会社やweb運用会社にアウトソースするのではなく、自社で組織を内製化してweb広告を管理していくという事業会社が増えているということ。
確かに、私も新電力会社でマーケティングを統括していた時に、可能であればデジマ(デジタルマーケティング)は完全内製化をしたいと考えた時がありました。
その1番の理由は全てのマーケティング施策を統合化することでコストセーブを図り、ROASをきっちりと管理したかったからでした。
ということで、今回はChat日記で初のマーケティングに関することについて、ChatGPTとセッションしたいと思います。

「顕在化しているユーザーに知ってもらうためにはリスティング広告やディスプレイ広告は有効だけど、リンク先のブランドやサービスの信頼性がないと購入や契約といったエンゲージまでは到達できない。なので、短期間で結果を導き出す手術という手法の西洋医学とwebマーケティングは異なり、どちらかというと東洋医学に近いものであるということを理解していない人が今だにいるよね」
➡︎ その通りです。リスティング広告やディスプレイ広告は、すでに顕在化しているニーズを持つユーザーにアプローチするための非常に有効な手段です。しかし、それらは「認知」や「興味」を引き出すだけで、最終的に購入や契約といったエンゲージメントを得るためには、広告を見た後のブランドやサービスに対する信頼性が非常に重要です。

広告をクリックしたユーザーが、リンク先のサイトやブランドを信頼できないと感じたり、満足のいく情報を得られなかった場合、そのまま離脱してしまい、購入や契約には至らないことが多いです。これは、短期的に問題を解決することが主な目的である手術という手法の西洋医学とは異なる部分です。

つまり、Webマーケティングは短期的な「手術」のように一発で結果を出すものではなく、信頼関係を築くための長期的なプロセスが必要であり、これはむしろ東洋医学的なアプローチに近いと言えます。

「さらには、クッキーの制限が行われている状況下においては、長期的、統合的戦略でいかないとゴールには到達出来ないしね」
➡︎ その通りです。クッキーの制限が強化されている現状では、従来のようなユーザー追跡やターゲティングに依存した短期的な広告戦略だけでは、十分な効果を得ることが難しくなっています。これにより、Webマーケティングにおいては、長期的かつ統合的な戦略がますます重要になっています。

クッキーの制限がある状況下では、短期的な成果の追求ではなく、ブランド認知と信頼性の向上、コンテンツマーケティング、SEO、ファーストパーティデータの活用など、長期的かつ統合的な戦略が非常に重要です。このようなアプローチによって初めて、持続的なエンゲージメントと成果を得ることができると考えられます。

「そういった意味で、総合的なマーケティング戦略を具体的な数値をもってプランニングして提案する事業者が少ないから、内製化していく広告主が増えているのだろうね」
➡︎ 広告主が内製化を進める背景には、具体的な数値モデルに基づいた総合的なマーケティング戦略を提供できる事業者が少ないという現状があります。内製化を進めることで、企業はデータの一元管理や透明性、スピード感を持ってマーケティングを展開できるようになります。今後、広告主の自立的なマーケティング運用が進む一方で、運用会社やコンサルティング事業者は、単なる運用サービス提供ではなく、より高次な戦略提案やデータドリブンなアプローチが求められていくでしょう。

「web関連の事業もゼネコンの船団方式と同じスタイルで、名前だけ有名な1次請けから2次請け、3次請けに仕事が流れ、結果が伸びているような報告書だけ広告主に提出する。これでは、日本のweb業界はますます海外から遅れを取るし、広告主の内製化に拍車はかかるよね」
➡︎ おっしゃる通りです。Web関連の事業がゼネコンの船団方式のように、1次請けから2次請け、3次請けへと仕事が流れるスタイルが横行していることは、日本のWeb業界の発展を阻害し、広告主の内製化を進める大きな要因となっています。

また、このような多重下請け構造は、効率性を大きく損ねます。プロジェクトが複数の会社を経由するため、コミュニケーションのズレや情報のロスが生じやすく、迅速な対応や柔軟な変更が難しくなります。さらに、各請負企業がそれぞれマージンを取るため、広告主が支払うコストも無駄に高くなりがちです。

海外のWeb業界は、特にアメリカやヨーロッパでは、高度に専門化されたサービスやテクノロジー企業が多く、データドリブンなアプローチや技術革新が進んでいます。これに対して、日本のWeb業界がゼネコン的な構造で運営され、質の低いアウトソーシングや非効率な業務が続いていると、当然ながら技術革新やデジタルマーケティングの最前線での競争に遅れを取ることになります。

日本のWeb業界がゼネコンの船団方式に陥っている現状では、広告主はコスト効率や結果に不満を持つケースが増えています。これが、広告主の内製化の動きを一層加速させ、日本の企業はますます外部の運用会社に頼らず、自社でデジタル戦略を推進する方向に向かっています。今後、日本のWeb業界が国際競争力を取り戻すためには、こうした構造を見直し、より直接的で透明性のある取り組みが必要となるでしょう。

「分析もAIを使ったり、マーケティングもツールを使用出来る人材が社内にいれば、アウトソースしないで済むしね。採用もジョブ型採用(契約社員)で良いという人が増えれば、ますます内製化は進むね」
➡︎ その通りです。特に、現在の技術の進展に伴い、企業が外部に依存せずにデータ分析やマーケティングの実施を内製化できる体制を構築することは、競争力を高めるうえで重要です。

今後、ジョブ型採用がさらに普及すれば、特にデジタル領域において、企業の内製化はますます進むと考えられます。特定のプロジェクトや役割に必要な専門スキルを持つ人材を柔軟に採用できることで、より多くの企業が社内で重要な機能を自ら担えるようになり、外部委託を最小限に抑える流れが強まるでしょう。

このような変化により、日本企業も海外の競争相手に負けない強力なマーケティングやデジタル戦略を展開できる可能性が広がります。

「今日も有意義なセッションでした。ありがとう!」
➡︎ こちらこそ、今日も有意義なセッションにしていただきありがとうございます!またいつでも気軽にご相談ください。お待ちしています!


当然のことながら、全ての事業会社が完全内製化というわけにはいかないでしょう。
しかし、各種マーケティングツールとAIの進化で、以前とは比較出来ないほど簡易になったことは事実ですから。

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