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スタートアップ講習会で、講師は、なぜ「ドラゴンボール」を引用するのか?

「ファウンダーがスーパーサイヤ人化するのを避けなければならない」

講師がそういうと、司会の男性はすかさず、「なるほど、ありがちですよね」と相槌をうった。
また、パネラーの男性が
「僕にとっては、まさにここが、”精神と時の部屋””でした。」
というと、今度は講師が
「いい例えですね。それ、今度、使わせてもらいます。」

??? わたしには、何言っているかさっぱりわからなかった。
え?みんな、わかって聞いてるの?と不安に駆られた。

あとで、これネットで調べたら漫画「ドラゴンボール」からの引用だった。
でも、これって少なくともストーリー知ってないと、なに言ってるかさっぱりわからないよね。

あちこちのスタートアップ講習に顔を出しているとこんなことがある。
正確に言うと、顔は出していない。zoom研修だから。講師にも、受講生の顔は見えていない。でも、もし、研修会場で、わたしみたいな女性ががたくさん受講しているのを見たら、講師も、この引用は使わないんじゃないかなと思う。それとも、もう一般的な引用文なのだろうか。

スタートアップ研修のメインターゲットは、ドラゴンボール世代の若い男性なんだろうな。やっぱり。

SNSをビジネスにどう活用していくかってテーマで、ある業界の男性を囲んで、女性起業家たちとお話しする機会があった。そんなビジネスシーンでは、絶対に「ドラゴンボール」の話なんかしないもの、男性は。
それだけ、女性起業家には気を許してないのか、それとも自分が女性からどう評価されるか気になって言えないのか。
だから、今度またそういう機会があったら、「ドラゴンボール」の話題を振ってみようかなとも思ったけど、原作は長すぎて、読破する自信がない。
漫画としては面白いんだろうけど、悟空、ごめんね。





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松幸 けい
最期まで読んでくださってありがとうございます。誰かに読んでもらえるなんて、それだけで嬉しいです。もし、気に入っていただけたら、スキしていただければもちろんもっと嬉しいです。よろしくお願いします。