![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42399201/rectangle_large_type_2_2b233db8445c963857fd941dbc1377ec.jpeg?width=1200)
主体性の源泉~「自分で良くなる」と決めた人の共通点とは~
こんにちは。ryosukeです。
リハビリテーション専門職として、
患者さんや対象者さんの身体の回復に対するサポートについて考える仕事をしています。
最近臨床で特に感じるのは、結局のところ、
「良くなろうとしている人が良くなる」
です。
かなり当たり前のことに聞こえると思います。
少し言葉を加えると、
「自分で良くなろうとしている人が良くなる。」
です。
中には、セラピストや、他の道具に頼って、
「先生がいないとうまく歩けない」や
「リハビリの時間はうまくいく」など・・・
もちろんセラピストのやり方に問題がある場合もあるのですが、
対象者さんが自分の力で良くなろうという気持ちの持ちようと、
実際の回復の関係性は、統計を取ってはいないですが、
あると感じています。
それはどうしてかな~と考えてみました。
例えば自分がこうなりたいと、なりたい姿を想像したとして、
そこへ向かうための目的意識は何かな~と思ったときに、
それは人それぞれですけれども・・・
身体が回復したら「海外旅行したい」とか、「もう一度買い物に行きたい」とか、色々具体的な希望があります。
でも、それだけだと少し弱いんです。
病院に入院していると、病室って意外と刺激がないんですね。
寝ていると景色が流れることは無いですし・・・
天井は白いですし・・・
廊下で看護師さんがしゃべる声は時々聞こえる程度・・・
当たり前ですが自分が動かないと景色は流れないですし、
物は動かないですし・・・様々な感覚は入ってこないんですね。
そうなってくると、気持ちが落ち込んできます。
何のために良くなりたいのか・・・わからなくなってきます。
はじめはあんなに意気込んでいたのに、なんだかだんだん・・・
それが病気の怖いところです。
なのでリハビリに臨んでもらう時には、このくらいやるとこのくらい良くなる・・・といった見通しや希望を持ってもらうことはかなり重要です。
同じ気持ちを持ち続けるって意外と難しいんです。
それが自分の身体の回復に向けられたことであったとしても。
でもそれって病院のことだけではなくて、日常の中でも言えるとは思っていて、同じ気持ちを持ち続けたり、継続するってはじめはとても難しいと感じています。
「三日坊主」という言葉があるぐらいですから、継続しようと決めたことでも「三日」程度で続かなることは往々にしてあるということです。
一概には言えませんが、日ごろ感じていることは、
そのように「自分の力で良くなる」という気持ちが特に強い人には、
どのような背景があるかを振り返ってみると、
「誰かのために」
というのがあります。
「妻の介護をしていたから早く良くなって帰らないと・・・」
「子供がまだ学生だからあまり心配させないように・・・」
など、家族のために良くなる方向へベクトルが向いている方々は、
本当に強いです。そして実際に良くなります。
もちろんそこには気持ちだけでなく、医療的な処置や、リハビリの影響もありますが、積極的に自主トレをしたり、自分で情報収集したり、自分が良くなるための努力を惜しみません。
自分自身も継続することを考えるときに、それ自体が目的になっているところから、「誰かのために」といった部分へのシフトをしていく時期と感じています。
そもそもそのためにnoteを始めたので、継続できることが証明できたところで次へ進んでいきたいと思います。
今回は、主体性の源泉~「自分で良くなる」と決めた人の共通点とは~
についてシェアさせていただきました。
やっぱり個人的に空を見ることだったり、空の写真がすごい好きで・・・今回も空の写真を選ばせていただきました。dngriさんありがとうございました。なんでこんなに空がしっくりくるのかはわかりませんが、何かしらインスピレーションを感じております。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
良い1日になりますように。
それでは。