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特撮ヴィラン語り ~その445 ゲルニュート~

日本の特撮ヒーローシリーズって、実は海外にもファンが多くいたりしまして。最近は特撮出演の俳優さんがよく海外のファンミーティングに呼ばれる機会が増えてきてるんです。
作品人気ももちろん高いですが、そこで一つご紹介したいのが「仮面ライダー龍騎」。平成仮面ライダーシリーズの第3作ですが、実は後に海外ドラマとしてリメイクされた「KAMENRIDER DRAGON KNIGHT」という作品があるんです。

元々の「龍騎」は、己の願いを叶えるために仮面ライダー同士が戦うサバイバルバトルのドラマでした。
しかしこの「ドラゴンナイト」は、異世界から来た怪物たちの侵略に立ち向かう仮面ライダーたちの戦いを描く作品。敵の策略で仮面ライダー同士が戦う展開もありますが、そこまでガッツリ潰し合うほどではなく、リメイクと言いながら全然中身は違う話なんです。
まぁ元々の作品設定が難解なのもあるけど、正直

リメイクしなくてよくね?

ってのが率直な感想でした。

そこでさらにワケが分からなかったのが、今回紹介するこのゲルニュート。
「龍騎」ではヤモリ型のミラーモンスターとして、鏡の中の世界:ミラーワールドから人間を襲う怪物の1体に過ぎなかったコイツが、「ドラゴンナイト」ではわらわらと戦闘員役でたくさん出てきたんです。

お前そんな設定なかったよな?

ゲルニュートは別に群れをなすわけでもなく、単独で仮面ライダーたちと戦ったミラーモンスター。
巨大な十字手裏剣を武器とし、壁や天井に張り付くトリッキーな動きで敵を煙にまく厄介者だったのに、「ドラゴンナイト」ではそんな能力を微塵も発揮せずただ数で圧倒するキャラ。全然違います
いやそれだけかよって思わないでください。だってね?

「龍騎」にはギガゼールやらマガゼールなどといった、群れで戦うガゼル型モンスターがたくさんいるんですよ
そっち出せばええやんって話なんですよリメイクなら

マジで「龍騎」の終盤コイツらの姿を何回見たか分かりませんもん。なんならちょっと飽きたくらいでしたよ。
でも多分ヲタク仲間はこう擁護すると思います。「いや、あいつら仮面ライダーインペラーと契約してるし、敵役には使えなかったんじゃないか」とか。

他にもシアゴーストっていうヤゴ型モンスターがわらわら最後辺り出まくってたんだよ「龍騎」って!
ならそっちでええやん!

わざわざゲルニュートである必要ってのがないんですよね要するに。ここだけは今でも納得がいかないところです。
うわなんかめっちゃ文句だな今回

matthew

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