単純に好きということ

単純に嬉しい事があった

それは何かというと・・・

私は、一年半前
忘れられない人と出会った経験がある
（その人とのストーリーは「好きな人を一生忘れられない方法」に書いてありますので、ぜひご覧ください）

私が出会った時は、彼には恋人がいた
それでも、人柄が良くて、話も上手な彼に惹かれてしまったのだ
ただ私の想いが確信に変わる頃には
彼は私の元からスッと離れていた

去り際も上手な彼が、ずっと心の中に焼き付いていた
恋人になれないくらいなら、友人としてでも
ずっと話して価値観を共有していたかった相手だった
それくらい人間性が好きで、お互いに尊敬していた関係だったと思う

そんな彼と数週間前
偶然にもばったり出会ったのだ
同じ土地に住み、同じように社会人として飲み会を重ねていれば
いつか出会えるとそう思っていた
やっと
やっと
彼に出会えた

久しぶりの彼に、私は驚きと緊張が隠せなかった

ちょっとした近況報告をして、その場を離れたのだけど

何と彼は、結婚目前だった彼女と半年前に別れていたらしい

そんなことある？

申し訳ないけど、嬉しくて

だって彼とまた、出会えて

話せる、時間を過ごせる

そんな単純なことができるようになったことが

単純に嬉しくて

神様ありがとうという気持ちと

何でこのタイミングと思ってしまう

だって私は、自分を大切にしたいフェーズに入り
この土地を半年後に去る決断を
ようやく数日前に終えたばかりだったのだから

叶うか叶わないかは別として、正直に純粋に彼に恋がしたかった
単純に好きでいたかった

おそらくもう恋に落ちることはないのだろうけれど
私は彼に出会えて幸せ者だと思っている
この運命でよかったと思っている