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お母さんの読書感想文「人口減少社会のデザイン」
人口減少社会のデザイン
広井 良典 著
東洋経済新報社
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日本は、これまでと同じようには経済成長していけないと思う。
それは、人口減少がもたらす社会の構造の変化のためだ。
けれども、政治も国民も、なんとなく「なんとかなるだろう」と安易に捉えていて、正面から問題に向き合おうとしていない(ように見える)。
嫌なことはできれば避けて通りたいし、考えるのは面倒だ。
だからどうも他人事のように思っている。
大人がそんな状態なので、子どもも同じように「考えない大人」に育ってしまう。
それではいけないと教育を変えようとしているが、形だけなぞってそれっぽい授業でアリバイ作りをするだけでお茶を濁してしまうのではないか、という危惧は拭えない。
私には、学校はなかなか変われない組織だという印象が強いというだけで、単なる杞憂に終わってくれるのであればよいのだけれど。
これからの人口減少社会に必要なのは、地方の活性化と自立化だろうと思う。
本書に共感できるのは、「持続可能な社会にする必要がある」という前提で、地方自治や医療、福祉について具体的な提案がされていたからだ。
ゆるやかなつながりを持つことが大切だと思う。
やはり重要なのは、コミュニケーションだろう。
人とつながれなければ、生きづらい社会化はどんどん進んでいる。
2019年11月16日
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