お母さんの読書感想文「おかげさまで生きる」
おかげさまで生きる
矢作 直樹 著
幻冬舎
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ずいぶん前に購入したのに、読まずにいた本。
きっと、今読もうと思ったのには、意味があると思う。
この前に読んだ本とのつながりがあるのは、不思議な偶然だが、おそらくそれは偶然ではなく、私にとっては必然だったのだろう。
手に取る本、読もうと思う本は、その時々で違うし、それはその時の自分の興味関心に影響を受けている。
そう考えると、読書は、自分の状態を写す鏡のようなものとも言える。
知識を得たい、というよりも、今は、内面を見つめ直したい、という意識があるのだろうな、と思った。
私も、「おかげさま」という言葉は好きだ。
お天道さまの存在も共感できる。
生きているのは自分の意思だと思っている人が多いかと思うが、私には、周りのいろんな人やもののおかげさまで、今生かされていて、それはとてもありがたいことだという感覚がある。
ひとはいつか必ず死を迎える。
これを覆すことはできない。今のところは。
だとしたら、死を迎えるその日まで、楽しく生きたい。
執着を手放して、すべてが学びだという意識が持てるようになりたいと思う。
心の内面を見つめるような話題というのは、なぜか宗教チックになるのだなと思った。
八百万の神に見守られている日本人としては、取り立てて何かの宗教に帰依していなくても、思考の中に宗教的な感覚が埋め込まれているのかもしれないな。
穏やかに生きよう。
2021年3月6日
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