お母さんの読書感想文「大分断」
大分断 教育がもたらす新たな階層化社会
エマニュエル・トッド 著/大野 舞 訳
PHP新書
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「教育がもたらす新たな階層化社会」というサブタイトルにひかれて手に取った本。
たしかに、日本だけでなく、世界中の教育は、工場労働者を育成するために行われてきたように思う。
従順で、文句を言わず、指示に従う人は、機械化が進む工場では扱いやすい。
日本は視野が狭い。
世界の動きの中で、自分がどう振る舞うべきかという視点について、どうも自分の立場を守ろうということしか考えていないように見える。
というか、エライ立場にいる人が、自分の既得権益を守ることしか考えていないのがミエミエだ。
あきらめるのか。
文句ばかり声高に言うのか。
教育が変わらなければ。
時間がかかるけれども、やるしかない。
答え探しばかりの教育ではなく、答えのない問いを考え続ける力をつける教育にシフトしなければ。
変わらなければ、未来に希望が持てない、くらいの思いを持っている人はどのくらいいるだろう。
生温いお湯に浸かりすぎて、きっと思考がふやけてしまったのだろう。
2021年1月4日
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