見出し画像

お母さんの読書感想文「コロナ後の世界」

コロナ後の世界
ジャレド・ダイアモンド/ポール・クルーグマン/リンダ・グラットン/マックス・テグマーク/スティーブン・ピンカー/スコット・ギャロウェイ 著
大野 和基 編集
文春新書
**********

世界の知性、と評される6人の提言がまとめて読めて、それぞれの示唆に触れることができた。

コロナ禍は、人々に混乱を起こした。
私も同じで、メディアから流れてくる情報に一喜一憂しながら、どうすることもできずに、ただじっとしているだけの数ヶ月を過ごしている。

本書で印象的なのは、たしかに世界的な危機だけれども、これを「変わるチャンス」と捉えよう、深く考えるきっかけにしよう、というメッセージを6人の著者が訴えていることだった。

人間は、自分たちの生活が変わることに強烈な拒否反応を示すが、今回のような事態が起これば、それに対応して、合った形に変わっていく力を持っていると思う。

ただ古い価値観に縛られがちな大人たちは、自分たちが持っているバイアスに気付かず、なかなか変化についていけない。

柔軟な発想ができる大人になりたい。
私にも、「変わる力」はあると信じたい。
働き方も変わるだろうし、これからはより「どう生きたいのか」を考える必要があると思う。

どんな人とつながるか、が人生の方向性に与える影響は大きいだろう。
オンライン上のつながり、リアルなつながり、どちらも大切だ。
しかし、そのつながりで、大きなダメージを受けることもある。
適度な距離感で向き合えるように、自分を鍛えることも必要だな。

2020年8月2日


いいなと思ったら応援しよう!

まったり屋ベティ
ご覧いただきありがとうございます。よろしければ、ついでにブログにもお立ち寄りくださいませ(^o^)→https://mattaribetty.hatenablog.com/

この記事が参加している募集