見出し画像

お母さんの読書感想文「おとなの教養2」

おとなの教養2ー私たちはいま、どこにいるのか
池上 彰 著
NHK出版新書
**********

「教養」という言葉の響きに、そこはかとなく知性を感じてしまう。


だから憧れを抱いて、つい本のタイトルに引きつけられる。


教養は本を読んで即身につくものではないと思うが、それでも本を読むと知らなかった知識を教えてもらえる。


ありがたいことだ。



世界で起きていることは、どれも歴史的、あるいは地政学的な背景がある。


今いきなり起きたわけではない。


昔よりの因縁があったり、長年抑圧されてきた思いもあって、その結果引き起こされていることが多い。


そうした背景を知らず、よく考えることもせず、ただ表面的にニュースを受け取っていることを自覚させられた。


そんなふうに目の前で起きていることに反応していると、世論の意見に自分の考えも流されてしまう。


もともと同調圧力の強い日本にいれば、なおさら自分で考えなくなってしまうのではないか、と少し怖くなった。


歴史も念頭においた上で、自分なりの意見を持てるように、自分の頭で考えることをしていきたいと思う。

2021年2月13日


いいなと思ったら応援しよう!

まったり屋ベティ
ご覧いただきありがとうございます。よろしければ、ついでにブログにもお立ち寄りくださいませ(^o^)→https://mattaribetty.hatenablog.com/

この記事が参加している募集