児童期のことばと学習支援に繋げるアセスメントⅠー1 言語の観点
これまで支援者向けの研修会でお伝えしてきた内容に、いただいた質問を踏まえて加筆修正を行い、短い動画を複数作成中です。
この記事では、ことばや学習支援に繋げるアセスメントとは、どのようなことだろう?という確認のあと、児童期の子どものことばの様子を捉える観点の例を具体的にご紹介します。
別の記事で、学習や読み書きについてのアセスメントも取り上げていきます。また、吃音がある場合、難聴がある場合、場面緘黙がある場合の対応例についてもご紹介予定です。
所属されている職能団体や学術団体などが主催する大会や研修会で扱われる内容よりは、「専門の課程で学んできたけれども、ことばや学習に支援が必要な小学生に携わるのは初めて」という支援者の方へ、職場の中で知識や技術を伝えていく過程で扱われる内容をイメージしていただくとよいかもしれません。
児童期にある子どもたちへのアセスメントについて、ヒントになることが1つでもあればうれしく思います。
では、はじめます。
そもそも、アセスメントとは、どのようなことを表すのでしょうか?
1 ことばや学習支援に繋げるアセスメントとは?
面談、観察、検査などを実施するとき、子どもの様子の背景をいくつもいくつも想定して、質問の内容、観察の観点、検査の種類などを絞り込んでいくと思います。
そのとき、忘れずに想定したいのは言語の観点です。
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