合気道で考えるレベルと経験値の話:別のレベルを上げるという発想
この令和の時代にメリットそっちのけで合気道にハマっているので、だいぶ上達してきた。
そんな中で思うことは「ゲームのレベルって概念、良くできてんな〜」ってこと。
ドラクエ、FF、ポケモン、などなど、この世には沢山ゲームがあるけど、多くのゲームがレベルという共通のシステムの上に成り立っている。
レベルと経験値
一般的にゲームにはレベルと経験値という概念があって同じレベルか格上ならそれ相応の経験値が入り、経験値がたまるとレベルが上がっていく。
レベルが上がると低いレベルの相手を倒してもなかなか上がらなくなる。
常に同程度か格上とやらないとレベルは上がらない。
レベルというのは人の成長みたいなものを、物凄く単純化して表現していると思う。
現実との違い
ゲームと現実の大きな違いは範囲が限定されていないのとだ。
現実ではどんなに戦闘力のレベルが高かったとしても就職はそんなに有利にならない。
要するに現実にはもっと多様な範囲でレベルがあるってことで、なんなら自由に色んな物事にレベルを設定してもいいのだ。
レベルが上がった時の対処
レベルが上がってくると今までと同じことをしていれば徐々に上がりにくくなっていく。
合気道でも熟練した人と稽古をするのは楽しいけど、できない人とは面白くなってしまう。
そういう時に面白くするのが「教える」といった今までとは違う方法での取り組みになる。
稽古では経験値が少ない相手でも、指導みたいな方面ではまだまだ経験値を多く貰えたりする。ひとつの事だけ上げていくと頭打ちになりやすいので、上げられる範囲を広げていくってわけだ。
道場の稽古であっても愛好家としてのレベルもあれば、指導者としてのレベル、あるいは武器のレベル、脱力のレベル、演武のレベル、受けのレベルという感じに多様なレベルがある。
ゲームと違ってそれぞれのレベルが絡み合うことで上がっていくものもある。
そんな風に稽古してるから、あんまり飽きないのかも、などということを稽古の体操中に考えていた。
おわり
マツリの合気道はワシが育てたって言いたくない?