20241126 東大vs.宝くじ
ちらほら「年末ジャンボ宝くじを買った」という話を耳にするようになりました。私は正月の神社の福みくじは買ったことがありますが宝くじは買ったことがありません。買わない理由は「あたる可能性が低すぎるから」ですが、どなたかがXで「宝くじ買うより投資にまわせっていうけどSP500を3000円買っても10億手に入る可能性はないのだからその意味で俺は宝くじを買う」とおっしゃっていて、確かにその視点も重要だなあと思ったので、今年は10枚くらい買ってみようかなあと思ったりしました。
なので、まずは「どの程度あたらないのか?」を確認してみることにしました。
1等7億円が23本で、前後賞が1億5千万が46本で10枚買えば前後賞も当たるから合計で10億になるわけですね。10枚の組が0~9なのか1~0なのかで前後賞が2枚とも10枚の組に入る可能性が変わる気もしますがその辺は面倒なので「10枚買った場合は1等があたれば前後賞も当たる」と考えたいと思います。
販売金額が1380億円で23ユニット、1ユニットが2000万枚で1等が23本なのですから、1等が出る確率は2000万分の1。それに10枚買うから10をかけて「10億あたる確率は200万分の1」になるのか…。
タイトルを「東大vs.宝くじ」として「宝くじにあたるのと東大理Ⅲに受かるのではどっちが難しいだろう?」と比較するつもりでここまで書きましたが、もうさじを投げたくなりました。2024年の18才人口が106.3万人ですから、「18歳のトップであっても受からない可能性のある受験」になるのですね~宝くじ。
まあでも受験は「18才前後賞の人たちがメイン」であるのに対し、宝くじは「全年代が購入可能かつ何年も継続して買い続けられるもの」であるので、それを比較するために「生涯賃金」で考えてみたいと思います。
東大理三の知り合いなどいるはずないのでわかりませんが、政治家や実業家になる人はそんなにいなくて普通に医者になる人が多いと考え、適当に「理三卒業生の平均年収2500万」としたいと思います。それで卒業後40年働くとするとちょうど10億円で宝くじの1等前後賞の総額と同じになります。
そこで、「18歳で東大理三に受かることで生涯年収10億を得られる人生の確率」を考えると、18歳人口106.3万人をまるめて100万人、関西人なので京大医学部の評価が高いため、「18才人口の中で理三に受かる実力のある人を100名ではなく200名」と概算すると、理三に受かる可能性は「200÷1000000×100」で「0.02%」になるかなと思います。
対して宝くじの場合、1回の当選確率は先に挙げたように「200万分の1」ですが、生涯賃金という視点で考えると「40年買い続けて1回でも当たれば生涯賃金10億円に相当」するので、「1÷2000000×40×100」で「0.002%」
と考えると、3000円で40年間宝くじを買い続けるたかだか12万を使うだけで、「東大理三にうかるのより10倍難しいだけ」のくじに自分の偏差値に関係なく参加できるのだと思えば、なんだか当たるような気持ちに…なり…ませんか…。
まあでも、確率で考えると「0.002%なんてゼロ!」と思って買う気なくなりますが、総額で考えると、生命保険や自動車保険に年間12万くらいかけている人は多いと思うので、40年間で12万で済むなら宝くじ買うのもありかもな~と思ったりしました。